Season's Home Deli

2012.06.20

ラテンパワーで元気回復。
トマトたっぷり、さっぱりメキシカン

食卓に並ぶ手作り料理は、みんなの笑顔のミナモト。そんなハッピーを呼ぶ口福レシピを提案してくれるのは、地中海料理をメインとして、世界各国の料理に精通する久須美光子さん。季節のイベントやシーンにぴったりの、スタイリッシュ&オリジナリティ溢れるレシピで、カラダと心においしいエナジーチャージを!

 

Text by Mitsuko KUSUMI

Photographs by Naoko MATSUNAGA

 

6月のRECIPE :

豚リブロースのグリル フレッシュサルサソース

 

今月は、私の大好きなフレッシュサルサを添えたお肉料理をご紹介します。

 

これからが旬のトマトをたっぷり使い、ライムやチリ、コリアンダーをアクセントとしたラテンなテイストのサルサは、どんよりした梅雨の日々に新鮮で乾いた空気を感じさせてくれることでしょう!!

 

疲れやだるさを感じやすく、食欲も減退してしまうこの時期に、このメニューをご紹介したのは、豚肉に豊富に含まれるビタミンB1が疲労回復&イライラ防止の効果を持っているから。さらに、ライムに多く含まれるクエン酸を一緒に摂ることで相乗効果が期待できるそうです。

 

栄養的な観点からだけでなく、味覚的にも、焼いた豚肉の脂の甘味とサルサの酸味は相性ぴったり。食欲が落ちている時でも驚くほどさっぱりといただけます。

 

リブロースはもちろん、スペアリブ、また仔羊や魚介、グリル野菜にもとても良く合いますので、BBQソースのバリエーションとしてもおすすめです。

 

保存は冷蔵庫で約3日間。作りたてよりも味がなじんだ方がおいしいので、最低でも30分以上冷蔵庫で寝かせてから召し上がってください。

 

 

材料(4人分。サルサソースの出来上がり約500㏄)

豚リブロース……………………4枚(各180g。筋切りをする)

トマト……………………………1 1/2カップ(3個分、約400g。皮・種付きのまま5㎜角に切る)

玉ねぎ …………………………1/2カップ(1/2個、約80g。みじん切り)

ライム絞り汁 …………………大さじ6(約2個分)

生コリアンダー茎・葉 ………大さじ4(4~5本分。粗みじん切り)

黄パプリカ………………………大さじ3(1/4個、約35g。3㎜角に切る)

赤パプリカ ……………………大さじ3(1/4個、約35g。3㎜角に切る)

缶詰の酢漬けグリーンチリ……大さじ2(1本分、約90g。3㎜角に切る)

塩、黒こしょう ………………適宜

オリーブオイル ………………適宜

 

作り方

1.豚肉は室温に戻し、焼く直前に両面に塩、こしょうしておく。

2.ボウルに、トマト、玉ねぎ、パプリカ、グリーンチリ、コリアンダーを入れて良く混ぜる。

3.2にライム絞り汁を加え、塩・こしょうで調味する。塩はややきつめに。

4.冷蔵庫に入れて、少なくとも30分以上寝かせて味をなじませる。

5.グリルパンまたはフライパンにオリーブオイルを熱し、豚肉を両面焼く。

6.盛り付け皿に豚肉をのせ、上に4のサルサソースをかける。

 

※グリーンチリの缶詰は、輸入食材店のメキシコ料理コーナーなどで購入できます。

 

次に、サルサソースのアレンジレシピと、このメニューと相性抜群のドリンクメニューをご紹介しましょう。

 

コーンチップスと一緒にディップ感覚で

 

 

 




 

フレッシュサルサは、パーティのスタータースナックとしてもどうぞ。

前日までにサルサを作っておけば、あとはチップスを一緒に並べるだけ! のお手軽さ。

アボカドのグァカモーレ、サワークリームを添えれば、サルサの赤と美しく調和し、

見た目にも元気で楽しい雰囲気が演出できます。

 

ただし、さっぱりしていて、いくらでも食べられてしまうのが難点(笑)。

メインのお料理の前にお腹いっぱいにならないよう、食べ過ぎに注意です!!

 

 

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