Season's Home Deli

2012.05.16
材料にもこだわれば、ワンランクアップ

 

黒オリーブは、ギリシャ産のカラマタ(KALAMATA)がおすすめ。種付き、種なしがありますが、種付きのものを。種を除きながら刻むのは少々面倒ですが、種付きの方が実が引き締まっていて美味です。

 

パルミジャーノ、ベーコンはブロックのものを。パルミジャーノは、使うときに削りましょう。あらかじめパウダーになっているものとは香りに格段の差があります。これは黒こしょうも同様で、ぜひ挽きたてを使ってください。ベーコンもブロックのほうが、全体の味に深みを与えてくれます。

 

ミントは、スペアミントを使いましょう。ペパーミントよりも清涼感が穏やかで、食事向きです。いただいた時に優しく爽やかに香ります。使うときは、茎は除いて葉のみを使いましょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いろいろな形にアレンジして焼けば、ギフトにも

 

マドレーヌ型、小さなパウンド型など、お好みの耐熱容器を使えば、形も自由自在。ハート型などで作れば、ちょっとしたプレゼントにもなるでしょう。下の写真はミニマドレーヌ型で焼いたもの。最初にご紹介したレシピの1/2 量で、ミニマドレーヌ型2枚分、40個が作れます。ただし、このような浅い型や小さい型を使って焼くときにはこげやすいので、時間に注意を。15分を目安として、こまめに竹串で焼き加減のチェックしてください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さらにおいしくいただくために〜サルサヴェルデソースを添えて

 

そのままいただいてもおいしいケークサレですが、緑色が鮮やかで美しいソースにディップしていただくのもおすすめです。材料を刻んだりすることなく、ミキサーに入れるだけで簡単にできるソースなので、ぜひお試しください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

サルサヴェルデソース

 

材料(1/2カップ・約100cc分)

イタリアンパセリの葉(生) ……………… 20g(ふんわりと両手いっぱい。約500cc)

スペアミントの葉(生) …………………… 10g(ふんわりと片手いっぱい。約250cc)

エクストラバージンオリーブオイル ……… 大さじ4~6

にんにく ……………………………………… 2片(15g 皮をむいてヘタをおとす)

ディジョンマスタード ……………………… 大さじ1

ケイパー ……………………………………… 大さじ1

塩・黒こしょう ……………………………… 適宜

 

作り方

1.オリーブオイル、塩・こしょう以外の材料すべてをミキサーに入れる。

2.オリーブオイルを大さじ2くらいいれて、スイッチをいれ撹拌する。

3.刃がまわりにくいようなら、適宜オイルを足していき、ペースト状に仕上げる。

4.最後に塩・こしょうで調味する。

 

オリーブオイルはエクストラバージンオリーブオイルを使いましょう。マスタードは種なしのスムースなディジョンマスタードがおすすめです。このソースは、焼いた白身魚や野菜のグリルにもとてもよく合います。

 

 

 

 

 

レシビ作成:

料理研究家/フードコーディネーター

久須美 光子

 

東京都港区生まれ。料理は1990年頃より和・洋・中・インドとジャンルを問わず習い始め、2003年に渡豪。シドニーで出会ったギリシャ人女性シェフから、モロッコやトルコを含む地中海料理全般を教わる。帰国後、フードコーディネーター資格を取得し、会員制地中海料理教室をスタート。フランス食品振興会主催コンテストなどでの受賞歴を持ち、数々のメディアで活躍する一方で、最近は男性向け家庭料理教室も開講している。

関連記事一覧