住まいと暮らしをデザインするモリモトの情報サイト　SUMAU（住まう）のアーカイブサイトです

食卓に並ぶ手作り料理は、みんなの笑顔のミナモト。そんなハッピーを呼ぶ口福レシピを提案してくれるのは、地中海料理をメインとして、世界各国の料理に精通する久須美光子さん。季節のイベントやシーンにぴったりの、スタイリッシュ＆オリジナリティ溢れるレシピで、カラダと心においしいエナジーチャージを！

Text by Mitsuko KUSUMI

Photographs by Naoko MATSUNAGA

5月のRECIPE: パルミジャーノとオリーブオイルのケークサレ　ミントの香り

シャンパンや白ワインに合うこのお料理は、ホームパーティの時などに好評を得ている私のオリジナルレシピです。元になっているのは、かつてシドニーに住んでいた時、ギリシャ人女性シェフに教わった地中海料理の数々。ハーブやスパイスのアレンジを自分流に昇華させ、新しいスタイルの食卓を意識して提案し続けてきました。

「ケークサレ」という名前で知られる甘くないパウンドケーキは、今ではすっかり珍しくなくなりましたが、フレッシュミントを使うことで、いつもとは違う新鮮な味わいを感じるはず。地中海料理のハーブ使いは、三つ葉やしそを効果的に使う日本料理に通じることころがあるので、気に入っていただけると思います。

ちなみにこのお料理は、保存も可能。焼いて冷ましたら、カットしてラップに包み、ジッパー付きの袋にいれ、冷凍保存しておけば、自然解凍でおいしくいただけます。突然のお客様にも対応でき、ホームパーティ当日には他の準備に時間を割くことができます。

およばれのパーティにはもちろん、これからの気持ちの良い季節、ご自宅のテラスや風通しの良いダイニング、昼間からシャンパンを開けたくなるちょっと贅沢な休日の午後のリビングで、ご家族やご友人たちと楽しまれてはいかがでしょうか？

材料（18㎝×８㎝のパウンドケーキ型１本分）

黒オリーブ ……………………… 120ｇ（種を取って粗く刻む）

薄力粉 …………………………… 100ｇ

有塩バター ……………………… 60ｇ（電子レンジで溶かしておく）

ブロックベーコン ……………… 60ｇ（3mm角に切る）

パルミジャーノチーズ ………… 50ｇ（削ってパウダーにする）

卵 ………………………………… 4個（溶いておく）

スペアミントの葉（生） ……… 6ｇ（粗く刻んだ状態で大さじ2強）

黒こしょう ……………………… 小さじ1/2

ベーキングパウダー …………… 小さじ1/2

作り方

１．オーブンは１８０℃に温めておく。

２．パウンドケーキ型の内側にオリーブオイルまたはバターを塗っておく（分量外）。

３．ボウルに、薄力粉とベーキングパウダーをふるいいれる。

４．３に、パルミジャーノチーズ、ミント、黒こしょう、オリーブ、ベーコンを入れてさっくりと混ぜ合わせる。

５．４に卵とバターを加え、ダマのないようによく混ぜた後、型に入れ、表面を平らにならす。

６．オーブンで約３０分、竹串をさして何もついてこなくなるまで焼く。