Season's Home Deli

2013.10.02

旬の美味をさまざまにアレンジして楽しむ
パーティにもぴったり秋レシピ

食卓に並ぶ手作り料理は、みんなの笑顔のミナモト。

そんなハッピーを呼ぶ口福レシピを提案してくれるのは、

地中海料理をメインとして、世界各国の料理に精通する久須美光子さん。

季節のイベントやシーンにぴったりの、スタイリッシュ&オリジナリティ溢れるレシピで、

カラダと心においしいエナジーチャージを!

 

Text by Mitsuko KUSUMI

Photograph by Naoko MATSUNAGA

 

10月のmain RECIPE : 秋刀魚の軽いスモーク マリネサラダ

 

すっかり秋めいて、お昼と夜の気温差が激しい今日この頃ですね。

秋は食べ物の楽しみがたくさんある、私にとっては良い季節です♪

 

今月は、旬の秋刀魚を中心に秋を感じるメニューをご紹介いたします。

 

ところで、秋刀魚って皆さんどうやって食べますか?

お刺身で、焼いて、煮て…どれも美味しいですよね。

燻製にしたことはありますか?

 

キッチンで燻製???

お部屋がモクモクにならないかな?と思われるかもしれませんが、

フタ付きのフライパンがあれば大丈夫なんです!

 

秋刀魚の他にも甘塩の鮭、ゆでたタコの足や帆立のお刺身、

プロセスチーズなど燻製すると格別の美味しさが味わえます。

タコの燻製なんて、焼酎や日本酒にぴったりですよ♪

 

今回のレシピ、マリネ液は甘めですが、スモークの煙と甘い味の組み合わせが抜群。

手軽にできるスモークを覚えて食卓のバリエーションを増やしてみてくださいね!

 

秋刀魚の軽いスモーク マリネサラダ

 

材料(4人分)

桜スモーク用チップ ………………………1カップ

トマト…………………………………………1個(200g。湯むきして、種をとり、薄切り)

玉ねぎ…………………………………………1個(170g。繊維を絶つように薄くスライス)

秋刀魚…………………………………………1尾(3枚におろし、両面に塩をふる)

レタス…………………………………………大4枚(手でちぎる)

イタリアンパセリ……………………………少々(飾り用)

 

<マリネ液>

エクストラバージンオリーブオイル………大さじ6(90㏄)

レモン汁………………………………………大さじ3

赤ワインビネガー……………………………大さじ3

はちみつ………………………………………大さじ3

塩・こしょう…………………………………適宜

 

作り方

1.塩をふった秋刀魚はペーパータオルを敷いた皿の上に置き、ラップなどをせずに冷蔵庫内で1~2時間くらい

乾燥させる。

2.トマトと玉ねぎをジッパー付のビニール袋に入れて、マリネ液の1/2を注ぎ、冷蔵庫で30分以上マリネする。

3.きっちりと閉まるフタのついた鍋、または深めのフライパンの鍋底に、鍋底サイズに切ったアルミホイルを2枚

重ねておく。

4.3のアルミホイルの上に桜チップをおき、フタをして5、6分強火にかける。

5.その間、冷蔵庫から秋刀魚を取り出し、秋刀魚から出た水分を拭き取って網の上にのせる。

6.4のフタを少しあけてみて、チップから煙が出始めたら、すばやく5をアルミホイルの上にのせてフタをし直す。

7.中火~強火で常に煙が出るように調節しながら10分くらい秋刀魚をいぶした後、食べやすい大きさにそぎ切りする。

8.サラダボウルにレタス、マリネした2.と秋刀魚をのせて、上から残りの1/2のマリネ液をよく混ぜてから、

適宜かける。

9.イタリアンパセリをふる。

 

POINT

*秋刀魚を冷蔵庫で乾かす時間は2時間くらいがベスト。ただし、時間がないときには30分でも構いません。

水分をなるべく抜いた方が、スモークするときにチップが濡れず、煙が出続けやすくなります。

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