Season's Home Deli
秋の芳醇を楽しむ
コクと香りの絶品中華
10月のRECIPE : もっちりほくほくのおこわをメインに、秋の中華を
だんだんと秋らしい気候の日が増えて、温かい献立が
嬉しくなる季節となってきました。
今月は、アツアツのちまきをメインにした中華料理を紹介したいと思います。
私が中華料理を作るときに必ず使うのが紹興酒。
日本酒で代用してもよいのですが、紹興酒を使うことでぐっと深みが増します。
中華以外にも、和食の炒め物を作るときにも紹興酒の甘みが手伝ってくれて
美味しくなりますよ。
安価なもので構いませんので1本買っておくといいですね。
あとは、のちにご紹介する酸辣湯に使用するお酢です。
鎮江香酢という黒酢なのですが、スープ以外には、つけダレや
酢豚を作るときに使うととても美味。
長期熟成によるコクと旨みが味わいを深くしてくれます。
さて、それではレシピに戻り、まずはメインの中華ちまきから。
私が時々無性に食べたくなるのが、もっちりとしたこの中華ちまき。
材料に下味をつけたり、乾物を戻したりと少々手間はかかりますが、
蒸しあがってアツアツを食べるときの感動には変えられません(笑)。
煮汁を吸ったもち米を蒸すときは、アルミホイルに包んで蒸します。
一人分ずつ蒸す場合には20㎝くらいの大きさにカットしたものに包みます。
まとめて蒸してから大皿に盛り付けても良いですね。
このお料理には是非紹興酒を使って作ってみてください♪
中華ちまき
材料(3合・約8人分)
もち米……………………………………………3合(1時間以上浸水させた後、ざるにあげておく)
豚バラブロック…………………………………200g(1㎝角に切る)
甘栗………………………………………………100g
ゆでたけのこ……………………………………100g(1㎝角に切る)
にんじん…………………………………………6㎝(約90g。3㎝長さの千切りに)
干しサクラエビ…………………………………10g(150㏄の水で戻す)
干ししいたけ……………………………………5枚(200㏄の水で戻す)
干し貝柱…………………………………………20g(150㏄の水で戻し、ほぐす)
しょうが…………………………………………1片(約9g。みじん切り)
ごま油……………………………………………適宜
<豚バラ下味用調味料>
紹興酒……………………………………………大さじ2
しょうゆ…………………………………………大さじ1弱
<煮汁用調味料>
干しサクラエビ・しいたけ・貝柱を戻した水…………各50㏄
中華スープ…………………………………………………100㏄
しょうゆ……………………………………………………大さじ2 1/2
紹興酒・砂糖………………………………………………各大さじ1 1/2
オイスターソース…………………………………………小さじ1
作り方
1.ビニール袋に豚バラ肉と下味用調味料を入れ、20分くらいおく。
2.大きめのフライパンにごま油を熱し、しょうがを炒める。
3.香りがでたら1、たけのこ、にんじん、干ししいたけを入れて炒める。
4.3に干しサクラエビ、貝柱を入れ、煮汁用調味料を加えてフタをし、中弱火で5分煮る。
5.別のフライパンにごま油を熱し、もち米を炒める。
6.もち米に油がまわったら4に加え、煮汁がもち米全体にからまるよう時々かき混ぜながら
水気を飛ばすように煮る(混ぜすぎるとねばりが出るので注意)。
7.6の水気がほぼなくなったら、火を止めて、20㎝ほどに切ったアルミホイルの中央に1/8量をおく。
8.7の上に甘栗を1〜2個載せて、しっかりと口を閉じる。
9.十分に蒸気のあがった蒸し器で30分ほど蒸す。
プラスワンINFO
*できあがったちまきは冷凍が可能です。
その場合、電子レンジで温められるよう、アルミホイルからラップに包み直しておくのがオススメです。
*使用する甘栗は、お菓子のむき甘栗が最適です。甘味が強いのでとても美味しいですよ。
*中華スープは、顆粒状のものをお湯で溶かしたものが便利です。
*乾物を戻すときはポリ袋が便利です。ボウルや器にいれて戻すよりも水に触れる
面積が広く、早く戻ります。