Season's Home Deli
パン粉のカリカリ食感と
にんにくの香りが食欲を刺激
次に、非常に簡単でおいしいアンチョビのペンネをご紹介します!
にんにくの風味のパン粉を最後にかけるのがポイントです。
この“にんにくパン粉”はたくさん作っておくととても便利ですよ。
お野菜やお魚、ピザ用チーズをかけたトマトベースのグラタンなどをオーブン焼きにする時に、
上にかけて焼いてみてください。
パンチの効いたにんにくの香りとカリカリとした食感で大変美味しくなります♪
アンチョビのペンネ
材料(4人分)
ペンネ…………………………………240g(1人前60g)
アンチョビフィレ……………………4枚
にんにく………………………………大1片(約8g。みじん切り)
赤唐辛子………………………………1本(種を除いて小口切り)
食パン6枚切り……………………… 1枚(フードプロセッサーでパン粉にする=150㏄分)
にんにく………………………………1/2片(約4g。・パン粉用。みじん切り)
オリーブオイル………………………適宜
塩・こしょう…………………………適宜
イタリアンパセリ(飾り用) …………適宜
作り方
1.フライパンに少量のオリーブオイル、にんにく(パン粉用)を入れて火をつけ、香りがでてきたら
焦がさないよう弱火にし、パン粉を炒める。
2.パン粉がオイルを吸ってきたら、少し火を強めてカリっと仕上げ、小さなボウルに取り出しておく。
3.ペンネは塩を入れたお湯でアルデンテにゆでる。
4.2のフライパンに、にんにくとオリーブオイル、赤唐辛子を入れて火をつける。
5.香りがたってきたらアンチョビを入れ、ヘラでつぶしながら炒める。
6.ゆであがったペンネを入れてからめ、塩こしょうで調味する。
7.盛り付けたら仕上げにパン粉をふり、一番上にイタリアンパセリの粗みじん切りをふる。
POINT
※アンチョビはいろいろなメーカーのものがありますが、個人的にオススメなのはスペインの
「FRONTIER」という箱入りの缶詰です。
塩気と生臭さが控えめで美味です。
濃厚なのに爽やか。
冷やせばさらにおいしさ倍増、夏タルト
最後に、レモンの香りが爽やかなデザートをご紹介します。
これは友人や生徒さんに大変喜ばれているタルト。
今までに何度作ったかわからないほどの私のお気に入りでもあります。
レモンタルト
材料(直径15㎝のタルト型1台分)
<タルト台>
薄力粉………………………………90g
無塩バター…………………………60g(室温に戻しておく)
砂糖…………………………………30g
卵黄…………………………………2個
<レモンクリーム>
レモン………………………………大1.5個(約225g=100㏄。皮をすりおろして、しぼる)
無塩バター…………………………70g(電子レンジで溶かしておく)
砂糖…………………………………70g
コーンスターチ……………………7g
卵……………………………………2個(溶いておく)
ピスタチオ…………………………10粒(硬い殻と薄皮を剥いて包丁で粗く刻む)
生クリーム…………………………1パック(ホイップしておく)
作り方
1.オーブンを180℃にセットしておく。
2.ボウルにバターを入れ、電動ミキサーで白っぽくなるまで撹拌してから
砂糖を2回にわけて加えさらによく撹拌する。
3.卵黄を加えて撹拌した後、ふるった薄力粉を加えてゴムベラで良く混ぜ合わせて
ひとつにまとめる。
4.ボウルの中で、手で少し練ってから(手に生地がつくようなら分量外の薄力粉を少し加える)タルト型にあけ、手で伸ばした後、フォークなどでピケ(空気孔を開けること)する。
5.時間があれば冷蔵庫に15分ほど入れて生地を引き締め、オーブンで約15分焼く。
6.お鍋に砂糖とコーンスターチを入れて泡立て器でよく混ぜ、溶いた卵を徐々に加えて
ダマにならないように混ぜる。
7.6に溶かしバター、レモン汁と皮を混ぜ合わせ、弱火にかける。
8.全体にとろみがでてきたら火からおろし、ボウルに移して冷ましておく。
9.焼いたタルト台にホイップした生クリームを絞り込み、そのうえにレモンクリーム
を生クリームが見えないようにのせた後、縁を生クリームで飾り、ピスタチオを中央に配す。
10.食べる直前まで、冷蔵庫で冷やしておく。
POINT
※レモンやオレンジの皮をすりおろす時に便利な道具が「レモンゼスター」。
これで細皮を作ったあと、包丁で細かく刻むのがオススメです。
※完成したタルトは冷凍できます。
recipe&cooking
料理研究家/フードコーディネーター
久須美 光子
東京都港区生まれ。料理は1990年頃より和・洋・中・インドとジャンルを問わず習い始め、2003年に渡豪。シドニーで出会ったギリシャ人女性シェフから、モロッコやトルコを含む地中海料理全般を教わる。帰国後、フードコーディネーター資格を取得し、会員制地中海料理教室をスタート。フランス食品振興会主催コンテストなどでの受賞歴を持ち、数々のメディアで活躍する一方で、最近は男性向け家庭料理教室も開講している。