Season's Home Deli

2014.02.05
男性にも人気抜群

濃厚とろーりあったかスープ

 

次に、アツアツでいただくオニオングラタンスープをご紹介します。

玉ねぎをじっくりと時間をかけて炒めるのが面倒だから……と今まで作るのを避けていた方

はいらっしゃいませんか?

実は、レンジを使った時短ワザ+時々かき混ぜ♪ で美味しいあめ色玉ねぎを

作れるのですよ!!

 

前日までにスープを仕込んでおけば、当日は器にそそいでバケットとチーズをのせて

オーブンに入れるだけ。

スープは冷凍もOKですよ。

 

 

オニオングラタンスープ

 

材料(4人分)

玉ねぎ……………………………………中2個(560g。薄切り)

ブイヨン…………………………………1L(水+顆粒コンソメでOK)

辛口白ワイン……………………………100㏄

バター……………………………………大さじ1

オリーブオイル…………………………大さじ1

ベイリーフ………………………………1枚

塩…………………………………………適宜

バゲットスライス………………………4枚

ピザ用チーズ……………………………適宜

 

作り方

1.皿に玉ねぎの薄切り、バター、オリーブオイルを入れて混ぜてからラップをかけ、500wのレンジで10分加熱する。

2.深鍋に1を入れて、時々木べらでかき混ぜながら弱火で20分、あめ色になるまで炒める。

3.2に白ワインを入れて沸騰させ、ブイヨン、ベイリーフを入れて10分中弱火で煮た後、塩で調味する。

4.オーブンは220℃にセットしておく。

5.耐熱の器に3を注ぎ、バゲットを浮かべてチーズをのせ、オーブンで10分、焦げ目がつくまで焼く。

 

プラスワンINFO

*顆粒コンソメで私のオススメの商品は「欧風だし」です。

動物性素材・遺伝子組換素材・化学調味料不使用、野菜を中心として作られており

塩分がおだやかで大変美味しいですよ。

ピラフなどの炒めものも美味しく仕上がります。

 

 

松の実&ゴマの風味とサクサク食感に

甘酸っぱいソースが絶妙にマッチ

 

最後にご紹介するのはメインのお肉料理。

トルコでは松の実やゴマをよく使います。

それをパン粉に加えて香ばしくし、さらにレモンやパルミジャーノチーズで

洗練さを加えました。

 

見た目は相当地味ですが(笑)、バルサミコソースとのコラボも相まって

ゴージャスな味に仕上がっています。

是非お試しになってくださいね!!

 

レシピ手順では食感をかりっとさせるためオーブンで焼いています。

フライパンで揚げ焼きにしてもOKですよ。

その場合は衣のべたつきを防ぐため、オイルは少量で。

 

 

トルコ風ビーフカツレツ バルサミコはちみつソース

 

材料(4人分)

牛肉(ステーキ用)……………………………100g×4枚

イタリアンパセリの葉(刻んだもの)………大さじ2

レモン……………………………………………1個(皮のみ刻む=小さじ1分)

パルミジャーノ(すりおろし)………………1/4カップ分

薄力粉……………………………………………大さじ3~

卵…………………………………………………1個(溶く)

塩・こしょう……………………………………適宜

オリーブオイル…………………………………大さじ2

飾り用レモン……………………………………1/2個

ベビーリーフ……………………………………適宜

 

<香ばしパン粉>

食パン8枚切り…………………………………1枚

松の実……………………………………………大さじ2

白いりゴマ………………………………………大さじ2

* 食パンをフードプロセッサーに入れてパン粉にした後、松の実と白いりゴマを入れ、

さらに細かくする。

 

<バルサミコはちみつソース>

バルサミコ酢……………………………大さじ3

はちみつ…………………………………………大さじ3~

* バルサミコ酢にはちみつを徐々に加え、はちみつと同じ位のトロリとした粘度のソースに仕上げる

(バルサミコ酢はブランドによって粘度が違うため、はちみつで調整)。

 

作り方

1.ボウルに香ばしパン粉、レモンの皮、パルミジャーノ、イタリアンパセリをよく混ぜ合わせる。

2.まな板全体が隠れるくらいの大きさのラップを2枚用意し、1枚はまな板にかぶせ、その上に牛肉をおいて

もう1枚のラップをかぶせ、肉たたき、またはめん棒でたたいて伸ばす。

3.2の牛肉の厚みが7,8㎜程度になるまで伸ばせたら、1枚を半分に切り形を整える。

4.3の牛肉の両面に塩・こしょうをする。塩はしっかりめにしておくと良い。

5.4を薄力粉→溶き卵→香ばしパン粉の順につけ、バットまたは皿にのせて冷蔵庫で20分くらい寝かせる

(冷蔵庫で寝かせる手順は省いてもOK)。

6.オーブンを300℃にセットする。

7.網をのせた天板に、冷蔵庫から取り出した5をのせてスプーンを使ってオリーブオイルを上に垂らす

(ところどころにオイルがかかっていればOK)。

8.10~15分くらい、表面がカリっとするまで焼く。

9.皿にバルサミコはちみつソースを写真のようにかけ、その上に8を置く。

ベビーリーフ等を添える。

 

プラスワンINFO

*レモンの皮を刻むとき、ケーキのレシピでご紹介したレモンゼスターで皮を削ってから

刻むと、苦味のある白い果肉部分が入らず美味しくできます。

 

* カツにバルサミコはちみつソースをかける際は、100円ショップなどで購入できる

柔らかめのプラスティック製マヨネーズ・ソース用入れが重宝します。

オススメは、ソースが出る部分を自分でカットできるタイプ。

切り口の幅により、ソースの量を自由に調整できるので便利ですよ。

 

(文・ 久須美光子 写真・松永直子)

 

recipe&cooking

料理研究家/フードコーディネーター

久須美 光子

 

東京都港区生まれ。料理は1990年頃より和・洋・中・インドとジャンルを問わず習い始め、2003年に渡豪。シドニーで出会ったギリシャ人女性シェフから、モロッコやトルコを含む地中海料理全般を教わる。帰国後、フードコーディネーター資格を取得し、会員制地中海料理教室をスタート。フランス食品振興会主催コンテストなどでの受賞歴を持ち、数々のメディアで活躍する一方で、最近は男性向け家庭料理教室も開講している。

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