Season's Home Deli
濃厚とろーりあったかスープ
次に、アツアツでいただくオニオングラタンスープをご紹介します。
玉ねぎをじっくりと時間をかけて炒めるのが面倒だから……と今まで作るのを避けていた方
はいらっしゃいませんか?
実は、レンジを使った時短ワザ+時々かき混ぜ♪ で美味しいあめ色玉ねぎを
作れるのですよ!!
前日までにスープを仕込んでおけば、当日は器にそそいでバケットとチーズをのせて
オーブンに入れるだけ。
スープは冷凍もOKですよ。
オニオングラタンスープ
材料(4人分)
玉ねぎ……………………………………中2個(560g。薄切り)
ブイヨン…………………………………1L(水+顆粒コンソメでOK)
辛口白ワイン……………………………100㏄
バター……………………………………大さじ1
オリーブオイル…………………………大さじ1
ベイリーフ………………………………1枚
塩…………………………………………適宜
バゲットスライス………………………4枚
ピザ用チーズ……………………………適宜
作り方
1.皿に玉ねぎの薄切り、バター、オリーブオイルを入れて混ぜてからラップをかけ、500wのレンジで10分加熱する。
2.深鍋に1を入れて、時々木べらでかき混ぜながら弱火で20分、あめ色になるまで炒める。
3.2に白ワインを入れて沸騰させ、ブイヨン、ベイリーフを入れて10分中弱火で煮た後、塩で調味する。
4.オーブンは220℃にセットしておく。
5.耐熱の器に3を注ぎ、バゲットを浮かべてチーズをのせ、オーブンで10分、焦げ目がつくまで焼く。
プラスワンINFO
*顆粒コンソメで私のオススメの商品は「欧風だし」です。
動物性素材・遺伝子組換素材・化学調味料不使用、野菜を中心として作られており
塩分がおだやかで大変美味しいですよ。
ピラフなどの炒めものも美味しく仕上がります。
松の実&ゴマの風味とサクサク食感に
甘酸っぱいソースが絶妙にマッチ
最後にご紹介するのはメインのお肉料理。
トルコでは松の実やゴマをよく使います。
それをパン粉に加えて香ばしくし、さらにレモンやパルミジャーノチーズで
洗練さを加えました。
見た目は相当地味ですが(笑)、バルサミコソースとのコラボも相まって
ゴージャスな味に仕上がっています。
是非お試しになってくださいね!!
レシピ手順では食感をかりっとさせるためオーブンで焼いています。
フライパンで揚げ焼きにしてもOKですよ。
その場合は衣のべたつきを防ぐため、オイルは少量で。
トルコ風ビーフカツレツ バルサミコはちみつソース
材料(4人分)
牛肉(ステーキ用)……………………………100g×4枚
イタリアンパセリの葉(刻んだもの)………大さじ2
レモン……………………………………………1個(皮のみ刻む=小さじ1分)
パルミジャーノ(すりおろし)………………1/4カップ分
薄力粉……………………………………………大さじ3~
卵…………………………………………………1個(溶く)
塩・こしょう……………………………………適宜
オリーブオイル…………………………………大さじ2
飾り用レモン……………………………………1/2個
ベビーリーフ……………………………………適宜
<香ばしパン粉>
食パン8枚切り…………………………………1枚
松の実……………………………………………大さじ2
白いりゴマ………………………………………大さじ2
* 食パンをフードプロセッサーに入れてパン粉にした後、松の実と白いりゴマを入れ、
さらに細かくする。
<バルサミコはちみつソース>
バルサミコ酢……………………………大さじ3
はちみつ…………………………………………大さじ3~
* バルサミコ酢にはちみつを徐々に加え、はちみつと同じ位のトロリとした粘度のソースに仕上げる
(バルサミコ酢はブランドによって粘度が違うため、はちみつで調整)。
作り方
1.ボウルに香ばしパン粉、レモンの皮、パルミジャーノ、イタリアンパセリをよく混ぜ合わせる。
2.まな板全体が隠れるくらいの大きさのラップを2枚用意し、1枚はまな板にかぶせ、その上に牛肉をおいて
もう1枚のラップをかぶせ、肉たたき、またはめん棒でたたいて伸ばす。
3.2の牛肉の厚みが7,8㎜程度になるまで伸ばせたら、1枚を半分に切り形を整える。
4.3の牛肉の両面に塩・こしょうをする。塩はしっかりめにしておくと良い。
5.4を薄力粉→溶き卵→香ばしパン粉の順につけ、バットまたは皿にのせて冷蔵庫で20分くらい寝かせる
(冷蔵庫で寝かせる手順は省いてもOK)。
6.オーブンを300℃にセットする。
7.網をのせた天板に、冷蔵庫から取り出した5をのせてスプーンを使ってオリーブオイルを上に垂らす
(ところどころにオイルがかかっていればOK)。
8.10~15分くらい、表面がカリっとするまで焼く。
9.皿にバルサミコはちみつソースを写真のようにかけ、その上に8を置く。
ベビーリーフ等を添える。
プラスワンINFO
*レモンの皮を刻むとき、ケーキのレシピでご紹介したレモンゼスターで皮を削ってから
刻むと、苦味のある白い果肉部分が入らず美味しくできます。
* カツにバルサミコはちみつソースをかける際は、100円ショップなどで購入できる
柔らかめのプラスティック製マヨネーズ・ソース用入れが重宝します。
オススメは、ソースが出る部分を自分でカットできるタイプ。
切り口の幅により、ソースの量を自由に調整できるので便利ですよ。
(文・ 久須美光子 写真・松永直子)
recipe&cooking
料理研究家/フードコーディネーター
久須美 光子
東京都港区生まれ。料理は1990年頃より和・洋・中・インドとジャンルを問わず習い始め、2003年に渡豪。シドニーで出会ったギリシャ人女性シェフから、モロッコやトルコを含む地中海料理全般を教わる。帰国後、フードコーディネーター資格を取得し、会員制地中海料理教室をスタート。フランス食品振興会主催コンテストなどでの受賞歴を持ち、数々のメディアで活躍する一方で、最近は男性向け家庭料理教室も開講している。