Season's Home Deli

2015.02.04

バーナーを駆使して

プロ顔負けの仕上がりに

 

最後にご紹介するのは、甘さ控えめの男前クレームブリュレ。

バーナーで焼き目をつけて仕上げるのが男前といえましょう。

パリパリにキャラメリゼされた表面をこわしながら食べるのが

このデザートの楽しみのひとつ。

スパイシーなお食事のあとの甘美なひとときをお過ごしになれること

間違いなしですよ。

 

4

 

男前クレームブリュレ

 

材料(ココット4つ分)

牛乳…………………………………………………………300cc

生クリーム…………………………………………………200cc

卵黄…………………………………………………………6個分

砂糖…………………………………………………………100g

バニラエッセンス…………………………………………少々

グラニュー糖………………………………………………大さじ4〜

 

作り方

1.中くらいの鍋に生クリーム、牛乳、バニラエッセンスを入れ、一煮立ちさせてすぐ火を止め人肌くらいになるまで冷ます。

 

2.ボウルに卵黄、砂糖を入れて泡立て器でよくすり混ぜ、1を少しずつ加えながらダマにならないように混ぜる。

 

3.1の鍋に2を戻し入れ、弱火にかけながら常にかきまわし、とろみがつき始めたら即座に火からおろしてココットに流し込む。

 

4.粗熱がとれたら冷蔵庫へ入れ30分以上冷やす。

 

5.冷えたら表面を覆うように厚めにグラニュー糖(各大さじ1〜)をかけ、グラニュー糖が溶けて焦げ目がつくまでバーナーで焼く。

 

プラスワンINFO

*3の行程で、とろみがついたらすぐに流し込むのは、余熱で卵がかたまってボロボロになると舌触りが悪く美味しくなくなるためです。火が入りすぎないように気をつけましょう。

 

*グラニュー糖はためらわず、多めにかけましょう。目安としてはひとつのココットに

大さじ1です。

 

*バーナーで焼くときはまわりに燃えるものがないか確かめて、ガス台の上で行いましょう。グラニュー糖が溶けて焦げ目がつくまでに少々時間がかかりますので、キッチンの調理台やテーブルの上など、直火に触れると弱いものの上での作業は絶対に避けましょう。

 

* バーナーは、スーパーやホームセンターで購入できます。卓上鍋で使用するガスボンベを装着するタイプのものです。バーナーがあるとまぐろや鮭のお刺身の炙りもできますよ。

 

                          (文・ 久須美光子 写真・松永直子)

 

recipe&cooking

料理研究家/フードコーディネーター

久須美 光子

 

東京都港区生まれ。料理は1990年頃より和・洋・中・インドとジャンルを問わず習い始め、2003年に渡豪。シドニーで出会ったギリシャ人女性シェフから、モロッコやトルコを含む地中海料理全般を教わる。帰国後、フードコーディネーター資格を取得し、会員制地中海料理教室をスタート。フランス食品振興会主催コンテストなどでの受賞歴を持ち、数々のメディアで活躍する一方で、最近は男性向け家庭料理教室も開講している。

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