Season's Home Deli
聖夜にぴったり。きらきら
ステンドグラスクッキー
最後にご紹介するのは、透明感が美しいステンドグラスクッキー。
クッキーを8分通り焼いてから、棒付きアメを砕いたものをクッキー中央部の
くり抜き部分に埋めて、さらに焼いてアメを溶かしていきます。
砕いたアメがフラットになった焼き上がりをオーブンから出してしばらくすると、
アメが冷えて固まり、まるでステンドグラスのようになります。
リボンを通せるように穴をあけると、クリスマスツリーのオーナメントにもなりますし、
ガーランドとして壁につるして飾っても素敵ですよ。
コツがたくさんありますので、プラスワンINFOをお見落としなく!!
ステンドグラスクッキー
材料(写真のいろいろな抜き型で約30枚)
<クッキー生地>
薄力粉………………………………………250g(ふるっておく)
きび砂糖……………………………………100g(グラニュー糖でもOK)
無塩バター…………………………………100g(室温に戻しておく)
卵……………………………………………1個(溶いておく)
バニラエッセンス…………………………少々
<ステンドグラス部分>
棒付きアメ……………13~15本(個別包装のままトンカチやめん棒で数回たたいて砕いておく)
作り方
1.オーブンは180℃にセットしておく。
2.大きいボウルにバターを入れ、電動ミキサーでよく撹拌する。
3.2のバターが白っぽく、ふわふわしてきたら砂糖を4〜5回にわけて加えながらよく撹拌する。
4.3に卵が分離しないように3〜4回にわけながら加え、よく撹拌する。
5.4にバニラエッセンスを10滴ほど加えて撹拌したら、電動ミキサーからゴムベラに変えて、
薄力粉を加えてムラのないようにしっかりと混ぜ合わせる。
6.5のボウルの中でひとまとまりにし、大きめのラップに包んで平らにして冷蔵庫で1時間ほど
生地をしめる。
7.冷蔵庫から5の生地を取り出し、めん棒で4mm厚さになるように伸ばし、お好みの型で抜く。
8.クッキングシートを敷いた天板に、型で抜いた生地をのせる。
9.8の生地の中央に、お好みの型で抜いてアメを置く部分を作る。
10.9をオーブンに入れて7分焼き、天板ごとオーブンから取り出して、抜いたところが隠れるくらいに砕いたアメを置く。
11.10を再びオーブンに戻し、アメが溶けるまで3〜5分ほど焼く。
12.アメが溶けて平らになったらただちにオーブンから出して、クッキングシートごと
天板からそっとはずし、アメが固まるまでクッキーに触れずに放置する。
<リボンを通すようにする場合>
ストローであけると、写真のように細いリボンを通すことができます。
カラフルなひもでも可愛いですね!
<アメの2色使い>
2色のアメを色が混ざらないように左右に置くと、写真のようになります。
その場合は、黄色と緑、緑とピンク、というようにコントラストのはっきりした
組み合わせにするときれいです。
どんな柄になるかは焼き上がってからのお楽しみですよ!
プラスワンINFO
*7の工程では、大きめに切ったラップを2枚用意し、ラップ+生地+ラップの
サンドウィッチ状態にして伸ばすと、めん棒やまな板が汚れません。
また、伸ばす時は4mmより薄くならないように気をつけましょう。
厚めにすることで、ふくらんだクッキーが土手の役割をして、溶けたアメが中央から
あふれずにすみます。
*9で中央部分を抜く時には、天板の上でやりましょう。
抜いてから手で持って天板に移動させるとちぎれたり変形したりしてしまいます。
*10の工程では、クッキー生地が黄金色になるまで焼いてしまわないように
気をつけましょう。
アメを入れてからさらに焼くため、この時点ですでに焼き色がつきすぎると
仕上がりが焦げたように見えてしまいます。
お手持ちのオーブンの性質にもよりますので、時間はあくまでも目安になさってください。
*11の工程はとてもデリケートなので、オーブンのそばから離れずに、
アメの溶け具合をこまめにチェックしてください。
アメの分量が少なくて、溶けたアメで埋まりきらずに穴があいている場合には、
一旦オーブンから天板ごと取り出して、隙間部分にアメを足してから再び溶けて平らになるまで
焼けば、きれいに埋まります。
*12の工程では、アメが冷えて固まるまでクッキーを動かさないようにしましょう。
動かしてしまうとアメが流れてずれてしまいます。
(文・久須美光子 写真・松永直子)
recipe&cooking
料理研究家/フードコーディネーター
久須美 光子
東京都港区生まれ。料理は1990年頃より和・洋・中・インドとジャンルを問わず習い始め、2003年に渡豪。シドニーで出会ったギリシャ人女性シェフから、モロッコやトルコを含む地中海料理全般を教わる。帰国後、フードコーディネーター資格を取得し、会員制地中海料理教室をスタート。フランス食品振興会主催コンテストなどでの受賞歴を持ち、数々のメディアで活躍する一方で、最近は男性向け家庭料理教室も開講している。