HAPPY GARDEN DIARY

2014.05.14
process 1

全体のレイアウトを決める

 

植える前に、全体をイメージしてどうレイアウトするか、実際に苗を置き、考えます。

メインとなる植物(今回はネモフィラ)を中心に、背景となる奥には背の高いものを置こうとか、

手前にはアイビーなどのグリーンを入れ、鉢から垂らすように植え込もう……というように、

シュミレーションしながら、レイアウトを固めていきます。

 

今回は深めの丸鉢を使用しますので、その存在感に負けないよう、

植物もある程度ボリュームを持たせることも意識します。

 

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Flower Material(左上から時計まわりに)

ルピナス/ブルーデイジー/ネモフィラ/デルフィニューム(ブルー・ピンク)/ヒメウツギ/メキシカンオレンジ/アイビー/ラミュウム/ロベリア/ゴシキカズラ

 

process 2

鉢の準備をして、土を入れる

 

次に鉢底に空いた排水用の穴に、穴が隠れる程度にカットした鉢底ネットを敷き、その上に鉢底石を入れます。

量はネットが隠れるくらい(=ひと並べ)が目安。この鉢底石には排水性を高め、根腐れなどを防ぐ効果があります。

 

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鉢の穴が隠れるサイズの鉢底ネットを敷いてから(左)、鉢底石をひと並べする(右)。

 

process 3

根をほぐして、予備植えをする

 

培養土を鉢の半分〜2/3くらい入れ、苗を植え込んでいきます。

土の量は鉢の大きさや深さによって、加減を。

苗をポットから出すと、根が固まっているので、軽くほぐしてから植え付けますが、

根が固いものは、底にはさみで十字を入れると、ほぐしやすくなります。

 

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ポットから出した苗は根を軽く手でほぐすか、はさみで十字に切ってから植え付ける。

 

process 4

苗を植え込んでいく

 

最初にイメージしたレイアウトに沿って、根をほぐした苗を植えていきます。

まずはメインとなる苗を中心に配置。次にその背景を造るように、奥に背の高い花を植え、

さらに周りをぐるりと囲むように苗を一株ずつ、植え付けていきます。

このとき、正面から見て、それぞれの花が表向きになるように気をつけること。

花の裏側が見えることないよう、注意しましょう。全体のバランスを見て、花の位置の微調整もここで行います。

 

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ネモフィラを中心に、背景に背の高いデルフィニウムを置き、高低差を出す(左)。

ポイントとなる植物を植えたら、手前や鉢の周りに他の苗を植え付け(右)。

 

process 5

土を入れて、植え付ける

 

すべての花の配置が終わったら、鉢の周りから植物の間を埋めるように土を入れ、軽く手で土を押さえて苗を固定していきます。成長分を考慮し、隙き間なく植えるのではなく、最初は多少余裕を持たせて植え込むことも大切です(今回は撮影用に多めに植え込んでいますが、実際はもう少し控えめでもOK)。

植物の間をかき分けて土入れする際、茎が折れたりすることもあるので、作業は丁寧かつ慎重に。

 

そしてほぼ植物の間が土で埋まったら、最後に割りばしなどを使って、土が入っていない場所がないかをチェック。

この時、ポケットのように凹む場所があれば、土入れがしっかりなされていない証拠。

そこへは土をさらに足して固め、しっかりと植物を植え込んでいきます。

 

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先端が斜めになっている土入れを使って、土を入れていく(左)。全体的に土入れしたら、最後に割りばしなどを使って、入れ漏れがないかをチェック(右)。

 

process 6

仕上げに水やりを

 

植え付けが終わったら、水やりを忘れずに。

このとき、花や葉に水をかけるのではなく、鉢の脇か根元部分に水がしっかりと行き渡るようにすること。

鉢底から流れ出るくらいたっぷりと水やりをしたらOKです。

 

その後、日常的な管理としては、土の表面が乾いてきたら、たっぷりと水やりを。

ただし、鉢を置く場所や季節、天気によっても乾き具合が違いますし、また植物によっても変わってくるので、よく観察して水やりを行うこともポイント。それがまた、ガーデナーの腕の見せどころでもあります。

 

植えたときはもちろん、その後も成長して、日々違う表情に出会えるのも寄せ植えの魅力。

美しい花を長く楽しめるよう、植えた後も愛情を持ってケアしていってください。

 

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水やりは、植物の根元近くからそっと行う。葉や花に水がかからないように。

 

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