HAPPY GARDEN DIARY
多肉植物の個性を生かすには
シンプルなガラスびんが最適
次に紹介するのは、ガラス製の密封びんを使ったテラリウム。
中に入れたのは、多肉植物です。
びんのサイズにあわせ、大きいものはひと枝分を使うなど、調整して使用。
用土は底に根腐れ防止材のミリオンを敷き、その上に多肉植物用の専用土を入れています。
あとは最初のテラリウム同様、全体のバランスを考えながら、植えつけ。
多肉植物は葉がぽろぽろと落ちやすいので、入れる際は先の細いピンセットを使うのがおすすめです。
多肉植物は落ちた葉から簡単に増やすことができるので、 そうしたものを利用するのも手
(参 照記事 2014.11.14 「表情豊かな多肉植物をスタイリッシュに楽しむ」)。
土が乾いてきたら、全体が湿る程度に水やりをします。
ジャーサラダブームでいくつも買ったけれど、結局、びんが余ってしまって……という方もぜひ。
ビーチでの思い出を
クリエイティブなインテリアに
最後に、エアプランツを使ったテラリウムを。
エアプランツは、室内の空気に含まれるわずかな水分を効率よく栄養にできる植物。
根がなく、土なしでも育つので、これまで紹介した2つのテラリウムのように土にこだわる必要も一切なく、ビジュアル重視、インテリア感覚で選べます。
また、手入れも簡単。水やりもたまに霧吹きするだけで十分です。
今回はガラスの空きびんに、旅行先から持ち帰ったビーチの砂を敷いてエアプランツを置き、
さらに貝殻を飾りました。
このように、植物だけでなく、小物を一緒に入れることで、世界観が広がるのもテラリウムの魅力。
ミニチュアフィギュアなどもプラスすれば、ストーリーのある世界を演出できます。
さらにグラスや電球など、容器にもこだわって、
世界にひとつだけのオリジナル・テラリウムを作り上げてください。
(文・原口りう子 写真・松永直子)
ガーデニングデザイン:
有川宗子(ありかわ もとこ)
東京都出身。JGS公認ガーデンコーディネーター、ガーデニング歴20年。
株式会社3Films ガーデニング部所属。個人の庭やベランダ、幼稚園の園庭花壇の植栽などを手掛けている。