HAPPY GARDEN DIARY
サイズの小さい観葉植物も
少しの工夫で主役級の存在に
最後にもうひとつ、高さの高い鉢を利用した寄せ鉢を紹介します。
今回使用したのは、レースのデザインがロマンチックなブリキの鉢カバー。
一見、背の高い植物を植え込んでいるようですが、実はこれも上げ底してボット苗を詰めたもの。
鉢の直径に合わせて水受け用のトレイをセット。水受けの準備だけしておけば、先に紹介したウッドボックスのように、上げ底して高さを調整することができます。
水受け皿をセットし、しっかりと固定したら、後はポット苗をレイアウトしていきます。
今回使用したのは、白い“カランコエ”と、ピンクの葉色が個性的な“フィットニアフランキー”、
そしてシルバーのサンゴのような“カランコエファルス プラチーナ”。
鉢のデザインからインスピレーションを得た白いカランコエを中心に、ユニークなふたつの観葉植物を合わせ、早春らしさを感じる大人っぽい寄せ鉢ができあがりました。
床置きもできるサイズなので、大きな観葉植物の隣にアクセント的に飾るのもおすすめです。
これら冬の室内花は、いずれも室内の明るい窓辺に置くのが適していますが、夜間は窓辺がかなり冷えることもあるため、部屋の中心に場所を移すと安心です。
(文・原口りう子 写真・松永直子)
ガーデニングデザイン:
有川宗子(ありかわ もとこ)
東京都出身。JGS公認ガーデンコーディネーター、ガーデニング歴20年。
株式会社3Films ガーデニング部所属。個人の庭やベランダ、幼稚園の園庭花壇の植栽などを手掛けている。