HAPPY GARDEN DIARY
葉が取れやすい多肉植物は
増やすことでさらに楽しめる
最後にご紹介するのは、多肉植物のプチ寄せ植え。
伸び過ぎた茎の切り戻し部分や、株分けして根がついていない茎を使って作ります。
短い茎は、挿しやすくするため、園芸用ワイヤーで補強、
あとは通常どおり、鉢やカップに、専用土と根腐れ防止剤を入れ、挿していくだけ。
ワイヤーで茎が固定されているので、初心者でも作りやすいのも、この寄せ植えの特徴。
多肉植物は乾燥が好きなので、茎の切り口は乾かしておくことも大切です。
また、多肉植物は扱う際に葉がぽろぽろと落ちますが、落ちた葉は、下の写真のように、土の上に置いておくだけで、茎や葉の付け根から根がでてきて増やすことができます(葉挿し)。
植えなくていいの? とお思いの方もいらっしゃると思いますが、本当に置くだけ、のせるだけでOK。湿気があまり好きでない多肉植物は、水やりも控えめに、土がしっかり乾いたところで次の水やりを行うことが大事。ある程度放っておくこともまた、愛情というわけです。
このように多肉植物は簡単に増やせるので、
たくさん増やしてさまざまなアレンジを楽しんでください!
(文・原口りう子 写真・松永直子)
ガーデニングデザイン:
有川宗子(ありかわ もとこ)
東京都出身。JGS公認ガーデンコーディネーター、ガーデニング歴20年。
株式会社3Films ガーデニング部所属。個人の庭やベランダ、幼稚園の園庭花壇の植栽などを手掛けている。