FLOWER WARDROBE
なりそうな花束風アレンジメント
最初に紹介したのは、ストレートにハロウィンを印象づけるアレンジメントでしたが、同じハロウィンカラーを使いつつも、こうした花束風にすると、雰囲気が一転。ハロウィンを連想させつつも、洗練されたバーティ・アレンジメントに生まれ変わります。
あえて直接的なアイテムを用いず、セッカヤナギ、ベニスモモ、黒い花器やシナマイなどでお化けの世界をさりげなく表現。それに、オレンジと赤のバラやガーベラがアクセントになって、華やかな彩り溢れる豪華なアレンジメントになりました。
花々は凹凸を付けるようにさし、程よい空間と絶妙なバランスを確保したことで、秋風が通り抜けていくような季節感をも感じ取ることができます。
Flower Material
バラ(カルピデューム、チョコチーノ)/ガーベラ/セッカヤナギ/タケニグサ/ベニスモモ/セダム/ドラセナ(パープルコンパクター、アトム)/ヤツデ
ハロウィンの夜をほのかに照らす
大人可愛いキャンドル飾り
ハロウィンの夜というと、ジャック・オ・ランタンが定番ですが、大人のハロウィンパーティにおすすめしたいのは“魔女鍋”をイメージしたキャンドル・アレンジメント。
ハロウィンは、魔女達の魔力が最も高まる日であるとも言われます。いつもは夕方まで寝ている魔女たちも、早起きし、大鍋を火にかけ、魔法の薬づくりに精を出すのだとか。そんなお話からヒントをもらい、花器として使用したのは鉄の鍋。センターにオレンジの太いキャンドルを設え、秋色の花や実を飾りました。このように太めのキャンドルの場合、周りに飾る花は低めかつ隙き間なく密に挿すことで、キャンドルの存在感をより強調することができます。
遠慮がちに挿したリンドウのブルーと、こうもりのピックも絶妙のアクセント。ベランダや玄関はもちろん、鍋を使っているので、キッチンやテーブルの上などに飾るのもおすすめです。
Flower Material
バラ(ジプシー・キュリオーサ、チョコチーノ)/アジサイ/ビバーナムの実/リンドウ/キイチゴの葉
フラワーアレンジメント:恵泉フラワースクール
小段壽子
恵泉園芸センター http://engei-center.keisen.jp/