FLOWER WARDROBE

2013.06.26

自然風景を映し出す
初夏のナチュラル・ガーデンスタイル

部屋に花があるだけで、人は元気になり、空間も生き生きしてきます。そんな幸せな空間や雰囲気づくりに欠かせない季節のフラワーアレンジメントと、楽しみ方のコツを恵泉フラワースクールの講師にうかがいます。

 

Photographs by Naoko MATSUNAGA

Text by Riuko HARAGUCHI

 

ベランダで簡単チャレンジ!

寄せ植えデビューは爽やかハーブで

 

春から夏にかけては、食用ハーブが育てやすいシーズン。

そこで今月はいつもと少し趣向を変えて、

料理にも使いやすいハーブを使った寄せ植えをご紹介したいと思います。

 

ハーブの寄せ植えは、植えて楽しい、育ててうれしい、

さらに料理に使っておいしく、見た目も香りも爽やか…と魅力満載。

 

今回はバジルやミントなど5種類のハーブに、コリウスやヒューケラといったカラーリーフを加えて、見た目にも鮮やかな寄せ植えを作りました。

植えてから、どんどん葉が茂ってきますので、最初は少し間隔を空けて植え付けるのもポイント。育つまでの間、空いた空間には、バーク(樹皮の皮の部分)やテラコッタのミニチュアなどを飾れば、かわいらしい演出も楽しめます。

 

ベランダなど、小さいスペースでも育てられるのも人気の秘密。

お好みのハーブを選んで、早速チャレンジしてみませんか。

 

■ 用意するもの

・植物(今回は、スイスチャード/シナモンバジル/アップルミント/ジンジャーミント/ブラックミント/コリウス/

ヒューケラ を使用)

・鉢(大きさは植える種類に合わせて。7~10号程度)

・培養土(ハーブ用、野菜用などでもOK)

・鉢底ネット(水はけ用の穴をふさぐために使用)害虫の侵入を防ぐ役割も!

・鉢底石(軽石のようなゴロ土。水はけをよくするために使用)

 

■PROCESS

1. 鉢を用意、鉢の穴が隠れる大きさにカットした鉢底ネットをセット。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2. ネットが隠れるくらいまで、鉢底石を敷き詰める。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

3. 2の上から培養土を少量入れ、背の高いものを中心に、苗の配置を決める。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

4.レイアウトが決まったら、培養土に根がなじむ程度に軽く根鉢を崩してウォータースペースを確保して、植物の地ぎわまで土を入れ、根元を軽く押さえて根鉢と土をなじませるようにする。

 

5.最後に植物に水が掛からないよう注意して、しっかり水やりを。

 

■ 管理方法と注意点

・風通しが悪いと株元の葉が蒸れて傷んだり、病害虫が発生しやすくなるため、できるだけ日当たりが良く、風通しも良い場所に置き、土が乾いたら、鉢底から水が流れるくらいたっぷりと水やりを行う。

・枝分かれする植物は次第に茂りすぎてくるので、切り戻し(長く伸びた茎を新芽の上でカットする)をすると、切った部分から脇芽が伸びてくる。

・肥料は市販の培養土に含まれていることもあるので、やりすぎない方がよい。

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