デザインインフォメーション
デザイン以外のノルウェー文化を体感できる機会
展覧会に合わせてさまざまなイベントも開催される
今回の展示は、オスロで今年初めに開催したところ、7000人以上が来場し、大きな反響を呼んだという。年内にはニューヨークへも巡回する予定になっている。
『ノルウェーのデザイン家具1940-1975』著者のMats Linder(マッツ・リンダー)を迎え、240ページに及ぶ充実したカタログも制作したというから、力の入れようが伝わってくる。今回の展覧会に合わせて日本語版のカタログも新たに制作されたといい、今から楽しみである。
そして、今回の展覧会では、連動したイベントを開催することも特徴になっている。
東京・渋谷にあるフグレントーキョーが主体となり、コーヒーを紹介するポップアップショップ「Fuglen × ISETAN COFFE LOVERS CLUB」が伊勢丹新宿店本館・5階に限定オープン。最高品質のコーヒーを味わえる国、世界有数のコーヒー消費国というノルウェーの隠れた魅力を知ることができるだろう。
さらに、代官山ヒルサイドテラスでは「ちいさなノルウェーフェア」と題し、ノルウェーのポピュラーなメニューを紹介し、直輸入フードを販売するフェアが予定されている。
洗練されていながら、どことなく暖かさを感じるフォルム、また豊かな色の深みに魅了されるノルウェーデザイン。今回はデザインとともに、五感を通してノルウェーの文化、ライフスタイルを深く知ることのできる機会として、ぜひ足を運びたい展覧会である。
(文・加藤 純)
2013年1月、ノルウェー・オスロで開催された時の会場風景。
NOREWEGIAN ICONS(ノルウェージャン・アイコンズ)
場所:ヒルサイドフォーラム&ギャラリー
住所:東京都渋谷区猿楽町18-8ヒルサイドテラス
会期:2013年6月21日(木)~7月7日(日)
開館時間:11:00~19:00(初日は18:00~21:00、最終日は16:00終了)
休館日:無休