ベルギー発のファニチャーブランド「シックスインチ」の旗艦店がオープン

デザインインフォメーション

2017.05.08

ベルギー発のファニチャーブランド
「シックスインチ」の旗艦店がオープン

2003年にベルギーで誕生したコンテンポラリー・ファニチャーブランド「シックスインチ（sixinch）」のフラッグシップショップ「シックスインチ・セレクト（sixinch SELECT）」が、4月6日に文京区本郷にオープンした。ポリウレタンフォーム製の斬新なデザイン家具で提案する空間とは……？

ポリウレタンフォーム製の斬新なデザイン家具を提案する「シックスインチ・セレクト」。

ポリウレタンフォームを独自の塗料でコーティング

革新的な幾何学デザインを実現した

ベルギーのアントワープから世界に発信する家具ブランド、シックスインチ。デザイナーのピーター・ジャマートが送り出すデザインは、カラフルなカラーリングとエッジの立ったラインが目を引く。

独創的なデザインを実現する最大のポイントは、素材にある。ポリウレタンフォームをオリジナルの塗料「フォルムコート」でコーティングすることで、直線的な立体感とソフトな触感を両立させているのだ。

「Cliffy4000」　価格：¥1,080,000（税別）
サイズ：W4080×D1770×H709　素材：本体／ポリウレタンフォーム　表面／コーティング（フレックスプラス）

（左）「Platon」　価格：¥102,000円（税抜）　サイズ：W450×D450×H450
（右）「Diamond sofa D」　価格：¥555,000円（税抜）サイズ：W2025×D1077×H643

たとえば、一体成型したウレタンフォームをバーチカルラインでスライスし、少しずつずらしながらうねるような躍動感を出した「Cliffy」シリーズ。

レザーやファブリックではエッジが出ず、スライドのおもしろさを表現しきれないないし、FRPやウッドでは座り心地が悪くなる。凹凸を大胆にデザインした「Platon」や「Diamond sofa」も、ウレタンフォームだからこそ成しえたシックスインチらしいアイテムだ。

豊富なカラーバリエーションも魅力のひとつ。組み合わせ次第で、シャープでシックな大人の空間をつくることも、ポップな空間をつくることもできる。

（左）「LOOPS」 outside/inside　価格：¥180,000（税別）
サイズ：outside ／ W430×D740×H840　inside ／ W430×D650×H440　
素材：本体 : EPS、ポリウレタンフォーム、鉄板　表面 : コーティング( フレックスプラス)
（右）「River must flow 1」　価格：¥450,000（税別）　サイズ：W2050×D1070×H600×SH304
素材：本体：ポリウレタンフォーム　表面：コーティング　

（左）「LouisⅡ armchair」　価格：430,000円（税抜）　サイズ：W950×D770×H1120 SH520
（右）「Template chair metal」　価格：¥58,000（税別）　サイズ：W480×D520×H810×SH450　
素材：本体 :／ファブリック　脚部／木製もしくはスチール　sixinch コーティングも可能

パブリックスペースからこども部屋まで

自由で多彩な表情を見せる

サイズに対して軽量で耐水性にも優れているシックスインチのアイテムは、パブリックスペースに採用されるケースも多い。一方で、コンパクトなソファやチェアは住まいやオフィスでも広く愛用されている。

クラシカルなチェアのデザインを踏襲した「Louis」シリーズは、ウッドを芯材にウレタンを成型、フォルムコートで完全な単色に仕上げることで、レッグやシートバックのデコラティブな装飾を再現しながらアートのような存在感を放つアイテムとなった。さらに、耐水性に優れているため屋外でも使用でき、可能性はさらに広がる。