デザインインフォメーション
15ミリ厚のテクスチャーガラスの天板に、研磨されたステンレススティールの脚という、ミニマリズムの極致である「LC10-P」のアウトドア版。画像の高さのテーブルの他、ローテーブルも。
LC10-P OUTDOOR 241,500円~514,500円
ル・コルビュジエと共に活躍した
シャルロット・ペリアンの作品も復刻された
さらに「LC1」については新作がもう2種類。セーブルにあったル・コルビュジエ自身のスタジオでデザインされた2作を、‘再編集’したものが登場した。
チャーチ邸のために製作された「LC1 VILLA CHURCH」は、シャルロット・ペリアンのスケッチと記録をもとに再現された、中材入りの座面と背を持つ。削ぎ落したストイックな構造が特徴の「LC1」に、やさしいカーヴが加わることでどことなくフェミニンな印象を受けるから不思議だ。
もう1点の「LC1 UAM」は“Union des Artistes Modernes(現代芸術家連盟)”の展覧会のためにデザインされたもの。張地のナチュラルキャンバスに同系色のレザートリミングは、今なおモダンに写る。
またシャルロット・ペリアン個人の作品も3点加わった。
「TABOURET MERIBEL」と「TABOURET BERGER」は、それぞれ搾乳用と羊飼いのスツールに想を得たもの。アルプスの山の暮らしをこよなく愛した彼女らしい作品である。
もう1点のテーブル、「TABLE EN FORME LIBRE」はその名の通り「自由なかたちのテーブル」シリーズからの1点。不均等なオーバルの天板は座る人数を限定しないためという‘自由な’発想からとか。
用途はそれぞれに異なるものの、そのいずれにも遊び心が感じられる“イ・マエストリコレクション”の新作たち。ふだんの暮らしに取り入れて、気取らない“アール・ド・ヴィーヴル”を楽しみたい。
ル・コルビュジエのスタジオに加わる以前から、シャルロット・ペリアンがあたためていたアイディアが結実したとされる「LC」シリーズ。その中でもこの「LC8」は彼女の“家具は自然の一部をなす”という合理主義を体現していると言える。
LC8 OUTDOOR 178,500円
座面が低く脚部が円柱状のものが「TABOURET BERGER」で、脚部が板状のものが「TABOURET MERIBEL」。ともにアメリカンウォールナット材のナチュラル塗装、オーク材のナチュラル塗装とブラック染色塗装の3タイプで展開されている。
TABOURET MERIBEL 84,000円/TABOURET BERGER 68,250円
「LC」シリーズの生みの親たち。左から:シャルロット・ペリアン、ル・コルビュジエ、ピエール・ジャンヌレ。
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カッシーナ・イクスシー青山本店
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