デザインインフォメーション
造ろうデザインミュージアム!
「日本のデザインミュージアム
実現にむけて展」が開催
〝世界に誇り得るデザインの宝庫である日本に「デザインミュージアム」ができるのはいったいいつのことか〟。2003年、三宅一生は「造ろうデザインミュージアム」というメッセージを新聞に記載した。それから10年。21世紀のデザインミュージアムに求められる役割を考える「日本のデザインミュージアム実現にむけて展」が、21_21 DESIGN SIGHTで開催されている。
三宅一生のメッセージが問う
〝日本に「デザインミュージアム」ができるのはいったいいつのことか〟
なぜ、日本には「デザインミュージアム」がないのだろうか?
〝世界の主要都市には「デザインミュージアム」が存在しているのに、世界に誇り得るデザインの宝庫である日本に「デザインミュージアム」ができるのはいったいいつのことか。〟
こう問いかけるように、2003年、三宅一生は「造ろうデザインミュージアム」というメッセージを新聞に記載した。
それから10年、その実現に向かって、21世紀のデザインミュージアムに求められる役割を考える「日本のデザインミュージアム実現にむけて展」が、東京ミッドタウン・ガーデン内の21_21 DESIGN SIGHTで開催されている。
21_21 DESIGN SIGHTは、2007年の開館以来、三宅一生、佐藤卓、深澤直人らの著名デザイナーがディレクターとなって、独自の視点で企画された展覧会を開催。展覧会のすべてに伏流しているのは、〈過去/現在/未来〉という時間への眼差しにもとづく未来思考だ。
今回の展覧会は、これまで開催されたすべての展覧会と、関連するトークやワークショップなどをあらためて再構築して、日本のデザインミュージアム実現を問おうとしている。
【FINDING】「“これも自分と認めざるをえない”展」会場写真 2010 (Photo: Yuichiro Tamura)
左)【FINDING】深澤直人「チョコレートライフ」2007
右)【MAKING】「セカンド・ネイチャー」展 会場写真 2008 (Photo: Masaya Yoshimura)