北欧家具の名門ブランドフリッツ・ハンセンの魅力

世界の一流ブランド研究

2012.08.02

バウハウス時代の照明を復刻させた名品ランプの数々。どこか懐かしさを感じさせる曲線デザインが印象的だ。

20世紀の建築、デザイン、アートの分野で偉大な足跡を残した

バウハウス時代の名品ランプをフリッツ・ハンセンが復刻

フリッツ・ハンセンはインテリアをトータルで演出するため、バウハウス時代の照明を復刻させた。

懐かしさを感じさせる曲線が印象的な、カイザー・イデルのランプである。銀細工師でありデザイナーでもあったドイツ人、クリスチャン・デルがデザインしたペンダント、フロア、テーブル、ウォールランプの6モデルで、3色から5色のカラーバリエーションも用意されている。

昨年発売されると同時にヨーロッパ各地で好評を博したシリーズが、ついに日本にも上陸。フリッツ・ハンセンの世界に彩りを添えるアイテムとして、注目したい。

バウハウスのデザインを代表する

名品ランプ６モデルを復刻

カイザー・イデル　KAISER IDELL

designer：クリスチャン・デル

バウハウスは20世紀の建築、デザイン、アートの分野で大きな足跡を残したデザイン工房。デザイナーのクリスチャン・デルが、バウハウス時代にデザインした照明器具をフリッツ・ハンセンが復刻。イデル（idell）とは、デル自身の名前（Dell）とアイデア（idea）を組み合わせたもの。ランプシリーズはペンダント、フロア、テーブルなど６モデルが揃う。

日本におけるフリッツ・ハンセンの発信拠点

リパブリックオブフリッツハンセンストア青山

2012年4月29日、南青山の路地裏に、フリッツ・ハンセンのフラッグシップショップとして「リパブリックオブフリッツハンセンストア青山」がオープン。フリッツ・ハンセンの世界観を肌で感じる機会を得やすくなった。

隠れ家のようなロケーションには、アルネ・ヤコブセンやポール・ケアホルムなどの巨匠の家具からセシリエ・マンツ、キャスパー・サルトなど気鋭のデザイナーの作品まで、フリッツ・ハンセンの名品を展示。広い空間で家具から離れて眺めたり、実際に座ってみたり、あらゆる角度からフリッツ・ハンセンの魅力に触れることができる。