世界の一流ブランド研究

2013.12.09

PH5コンテンポラリー。照明がインテリア・デザインの大切な要素となり、室内に快適さと柔らかな雰囲気をつくりだしている。

 

稀代の名作PHライトのカラーバージョン

PH50とPH5コンテンポラリー

 

ロングセラーとなっているPHライトは、21世紀に入ってからも進化を続けている。

 

2008年には、発売50周年を記念したカラーバージョン、PH50がリリースされた。ハッピー・バースデー・カラーとして、チリ・レッド、ミント・ブルー、オリーヴ・ブラック、ワサビ・グリーン、ココナッツ・ホワイトの5色で展開。オリジナルのPH5ではマットだったシェードの仕上げも、PH50では光沢を持たせたグロッシーな仕様になっている。

 

そして、今年の11月、また新たなバージョンが登場した。現代の空間を意識したカラーバリエーションのPH5 コンテンポラリー(Contemporary)である。シェードの外側と、いちばん大きなシェードの下に組み込まれた小さなリフレクターの色のコンビネーションは、4種類。

 

ホワイト/ローズ、ローズ/グリーンのどんな空間にも柔らく馴染む2タイプと、アーミーグリーン/ダークグレー、ダークグレー/ターコイズというデザイン空間を刺激的に演出する2タイプで、いずれもマットな仕上げになっている。

 

また、各シェードをつなぐパイプ状のスペーサーは、温もりを感じさせるマットなブロンズ色で塗装されている。

 

シェードの内側はこれまで同様白色なので、室内にはPH5らしい自然な光が広がる。石や木、ガラスや剥き出しのコンクリートまで、どんな素材のなかでも独特の存在感を発揮しながら心地よい明かりで空間を照らす。PHライトのさらなる可能性に再注目したい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

PH50は、PH5の生誕50周年記念モデルとして発売。PH50の特徴は、インテリアを明るく彩るカラーで、シェード表面は光沢のある仕上げが施されている。

 

 

左)PH50・ワサビ・グリーン。*PH50の価格はすべて92,400円(税込)。

右)PH50・オリーヴ・ブラック。

 

左)PH50・チリ・レッド。

右)PH50・ミント・ブルー。

 

PH50・ココナッツ・ホワイト。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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