行ってみたいデザイン空間

2013.01.24

箱根・強羅温泉のデザイン旅館で
志村立美の美人画に出会う

日本屈指の名湯、箱根の強羅温泉で、日本画を館内随所に飾っている「強羅天翠」。デザイン性に優れた和モダンの設えと高いホスピタリティで、多くのリピーターを獲得。話題のデザイン旅館に、一足早い春を感じたくて訪ねてみた。

 

 

落ち着いた和モダンの宿を艶やかに彩る

志村立美の上品な美人画が印象的

 

強羅天翠を訪れたのは、約7年ぶりになる。当時は、和モダンのインテリアが注目を集めはじめた時期で、ロビーの足湯カフェでウェルカムドリンクを楽しめる異色の宿と知ってうかがったのだ。

 

吹き抜けのロビーの奥にバーカウンターがあり、足湯でほっこり温まりながらチェックイン。通された客室は落ち着いた雰囲気の洋室だったが、和室や畳にベッドを備えた和洋室もある。露天風呂で源泉掛け流しの湯を楽しみ、夜はしっとりとした雰囲気に包まれる足湯バーでひとときを過ごした。

 

その強羅天翠が、よりいっそうアートを楽しめる宿になった。一昨年から、日本画家・志村立美の数々の作品を館内に飾っているのだ。

 

日本画とデザイン旅館のコラボは思いのほか心地よく、温泉を楽しみながら至福の時間を過ごすことができた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

夜はしっとりとした雰囲気に包まれる足湯バーに。

ワインやシングルモルト、ソフトドリンクのほか、もちろんカクテルも愉しめる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

シックな雰囲気の和室ベッドタイプの客室。

洗練された間接照明が和モダンを美しく演出。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

館内のあちこちに、行灯のような照明が配されている。

ロビーにも、和紙を通したやわらかい光が落ちる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ダイニングルーム「花鳥」へのアプローチ。

やわらかな間接照明が足元を照らす。

 

 

 

 

 

 

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