行ってみたいデザイン空間

2014.03.10

店内に小屋と人工芝が待ち受ける
親子のための英語カフェが誕生!

江東区木場公園。緑豊かで広々とした公園に隣接した建物に、親子のための英語カフェ、Cafe LuLu(カフェルル)が2月末にオープンした。オーガニックフードや小屋と人工芝のあるインテリアが年齢を問わず五感を刺激。東京イーストエリアに新しいタイプの憩いの場の登場だ。

 

伸びやかで開放感のある空間で

異文化交流できる親子のための英語カフェ

 

このユニークなカフェは、都内で3校のインターナショナル幼稚園とアフタースクール「Learning Tree/ラーニングトゥリー」を運営するグローイング・トゥリーズが新たに用意した場である。

 

代表の柾木史子さんは「11年にわたって子供を対象に英語教育を行ってきた経験を活かし、より多くの子供に早くから異文化交流できる機会をカフェというかたちで提供したかった」と語る。

 

通りに面する横長のガラス面からは、楽しげな店内の様子が垣間見られる。カフェの床は、全面が人工芝カーペット張り。靴を脱いで店内に入ると、公園の緑が室内に続いているように錯覚する。

 

もとは倉庫だったという5mを超える天井高の空間には、明るく開放的な雰囲気が溢れている。雲をイメージした特注の照明器具も、柔らかな印象を強めるものだ。

 

店内の設計をしたのは、若手建築家の三浦丈典さん(スターパイロッツ代表)。「大きな空間を小さく仕切るのはもったいないと思い、小屋を置いて緩やかに分けるようにした」という。

 

店内の真ん中には可愛らしい小屋があり、その中にはおもちゃがたくさん。小さな子は釘付けだ。周りにも、さまざまなボードゲームやテーブルゲーム、映像コーナーなどがあり、年齢を問わず五感で英語を吸収できるような遊び場が用意されている。

 

そして、英語の絵本は約500冊を揃える。「日本最大級の1000冊まで増やしたい」と柾木さんは語る。

 

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緑豊かな木場公園に隣接した建物に登場した、親子のための英語カフェ、Cafe LuLu(カフェルル)。

 

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小屋と人工芝のあるインテリアや、オーガニックフードが特徴のオシャレなカフェ。通りに面するガラス面からは公園の緑が見える。

 

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カフェの床は全面が人工芝カーペット張り。靴を脱いで店内に入ると、

公園の緑が室内まで続いているように錯覚する。

 

 

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(左)雲のような照明は、コモレビデザインの内藤真理子さんによるもの。

(右)カフェ内の小屋は、実寸の段ボールでつくりながら大きさを検証したという。

 

 

 

 

 

 

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