行ってみたいデザイン空間
バンコクで話題の全17室だけの
スモール・ラグジュアリー・ホテル
「サラ・ラタナコーシン・バンコク」
チャオプラヤ川を高速ボートを利用して
ホテルにチェックインするのがおすすめ
黄金に輝く巨大な涅槃仏が横たわるワット・ポーや、王宮内にありエメラルド仏を安置するワット・プラケーオなど、チャオプラヤ川にほど近い、王宮エリアにはバンコクの歴史的な観光名所が集まっている。
そのひとつ、三島由紀夫の「暁の寺」でも知られるワット・アルンからチャオプラヤ川を隔てた対岸に、小さな白い“キューブ”が誕生した。
タイのラグジュアリーホテル・グループ、サラ・リゾーツ&スパがバンコクではじめて手がけるブティックホテル、サラ・ラタナコーシン・バンコクである。ホテルは川に面して建っているが、エントランスは王宮やワット・ポーの西側を走るマハラット通り側にある。
大きなスーツケースを抱えて空港へ降り立ったなら、途中はともかくホテルへはタクシーで乗り付けることになるのだろうが、ぜひお薦めしたいのは、川を行き来する高速ボート、チャオプラヤ・エクスプレスに乗って、最寄りのター・ティアン桟橋で下船するルートだ。
改札口を抜け土産物屋がひしめく“駅舎”を抜けると、タイらしいカットフルーツや串焼きの屋台の向こうに小さな市場が見えてくる。干物を商う店が多いからか、日本人には懐かしい匂いを吸い込みながら、まっすぐ大通りまで進めばそれがマハラット通り。
そこからホテルのある小道までは建物ひとつ分あるかないかなので、船を下りてからホテルまでは多く見積もったところで5分とかからない。
エキゾティックなワット・アルンとチャオプラヤ川を行き来する観光船。
スイートでは、ベッドサイドへ迫り出したラウンド型のバスタブがスタイリッシュ。
バスタブからは、間近にワット・アルンの“ビュー”を楽しめる。