行ってみたいデザイン空間
インテリアのデザイン性を高めた
進化するクリニック
デザイン性を高めた空間で治療を受けられるクリニックが増えているという。デンタルクリニックとしての機能とデザイン性を両立させた青山アール矯正歯科を訪問した。
上質な雰囲気が漂う
白を基調としたシンプルで明るい空間
医療機関には独特の雰囲気がある。衛生的で機能性にはすぐれているが、無機質で事務的で、居心地のよさやデザイン性はないがしろにされていたりする。
しかし最近では、デザインにもこだわって空間を演出しているクリニックが少しずつ増えてきている。都内の青山アール矯正歯科もそのひとつ。診察台や医療器具がなければおよそクリニックとは思えない洗練された空間だ。
エントランスから足を踏み入れる。迎えてくれるのは、白をベースにした明るく広々としたウェイティングスペースだ。
イタリアはミノッティのソファの正面に、デンマークのバング＆オルフセンのオーディオが設置されている。受付には、B&Bイタリアのチェアにあわせてオーダーしたデスクが置かれている。ディフューザーからアロマの香りが漂い、歯科医院というより上質なサロンのような雰囲気が漂っている。
カルテが収められた棚などは見当たらない。真っ白なピアノ塗装が施された壁面が収納の扉になっているのだが、プッシュオープンタイプなので一見して収納とわからないのだ。
歯科医院の受付とは思えないスタイリッシュなカウンター。
ウェイティングスペースでは、バング＆オルフセンのオーディオから心地よいサウンドが流れる。
宇宙船のコックピットのような未来感覚の診察室。正面のモニターでは口の中の状態やレントゲンはもちろん、映画やアニメなども見ることができる。
患者さんのプライバシーを守るために、完全個室の診察室が2部屋ある。
