世界の一流ブランド研究
DERBY(デルビ)
W780×D920×H970/SH350mm
ノエ・デュショフール=ローランスが、乗馬用の鞍をモチーフにデザインしたイージーチェア。ポリウレタンフォームのボディを上質感あふれるカウハイドレザーの貼り地で覆い、曲線の美しさが際立つデザインに仕上げている。2009年の作品。
GREG(グレッグ)
3PソファW2220×D900×H670/SH400mm
ソファメーカーとしてスタートしたZANOTTA は、高品質のソファを数多くリリースしている。エマフ・プロゲッティの1999年の作品であるグレッグは、品のいい空間にしっくりと馴染むシンプルなデザイン。張り地は、ファブリックとレザーが用意されている。
EVA(エバ)
W550×D570×H870/SH450mm
オラ・イトがデザインを手がけたコンパクトなアームチェア。ポリウレタンフォームのボディを革でカバーしている。脚部は、回転タイプ、キャスタータイプ、高さとチルトの調整機構がついたキャスタータイプのモデルもある。発表は、2009年。
LIA(リア)
W440×D530×H840/SH455mm
細身のアルミの脚部が繊細な印象を与えるダイニングチェア。1998年に発表されて以来、シンプルで美しいラインで人気を博している。張り地の素材は、ファブリック、レザー、カウハイドレザーから選択できる。デザイナーはロベルト・バルビエリ。
SACCO(サッコ)
W800×D800×H680mm
イタリア語で「袋」の意味を持つ「サッコ」は、1968年、ガッティ、パオリーニ、テオドーロという3人の若手デザイナーによってデザインされた。自由で、革新的なクッションビーズの椅子は、またたく間にイタリアンデザインの象徴となり、2009年までに250万個以上が販売されている。
アクセサリー
MEZZADRO(メッザドロ)
W490×D510×H510mm
カスティリオーニが1957年に手がけたレディメイドの作品のひとつ。トラクターのシート、列車の荷物棚を支える金属フレーム、帆船の帆を張るためのウッドパーツを組み合わせてスツールに仕立てた。既製品を使って新しい作品を創り出すカスティリオーニらしい手法でデザインされたアイテムだが、半世紀以上を経た現在でもインテリアのアイコンとして十分通用する。「MEZZADRO」とは、イタリア語で「小作人」の意。
SCIANGAI(シャンガイ)
W650×H1450mm
パスタを鍋に投入したときのようなフォルムが印象的なコートハンガーは、1970年代に入ってアクセサリー類の生産をはじめたZANOTTA が、1973年、最初にリリースしたアクセサリーアイテム。幾何学的な美しさは、時代を超えて愛され続けている。シンプルさとメカニズムが評価され、1979年にコンパッソ・ドーロ賞を受賞した。棒を使った遊び「山崩し」が名前の由来に。
SELLA(セラ)
W330×H710mm
メッツァドーロと同じく、巨匠カスティリオーニが手がけたレディメイドのスツール。作品名の「SELLA」は、イタリア語で「サドル」を意味する。イタリアではサッカー同様に自転車ロードレースが人気で、メディアでも大きく報道されることから、シャフトの色にはイタリアのスポーツ新聞“La Gazzetta dello sport”の紙面で使用されているピンクを採用したという。