デザインインフォメーション

2013.03.11

ミッド・センチュリー・モダンの美
カリフォルニア・デザイン 1930-1965
-モダン・リヴィングの起源-が開催!

家具の世界では今でも人気の高いミッド・センチュリー・モダン。このミッド・センチュリーと呼ばれた時代、カリフォルニアで花開いたモダン・デザインを一堂に会した大規模な展覧会が開催される。「カリフォルニア・デザイン 1930-1965 -モダン・リヴィングの起源-」は、20世紀半ばにカリフォルニアで発展した、さまざまなジャンルのデザインに出会うことができる必見の展覧会だ。

 

 

ミッドセンチュリー・モダンをテーマにした

「カリフォルニア・デザイン」の全貌を紹介するアート展

 

「夢のカリフォルニア」に歌われたように、カリフォルニアは温かな気候風土に加えて、さまざまな文化が生まれて発達したアメリカでは憧れの土地でもある。20世紀初頭から多くの移民を受け入れてきた歴史もあり、スペイン文化、ラテン文化、アジア文化などが密接に交流し合って独自な文化を生み出してきた。

 

特に第二次大戦後は、世界一の経済大国を誇るアメリカの大衆文化の中心として飛躍的に発展。急激な人口増加にともなって、住宅や生活空間への新たな需要もあって、戦争で開発された新素材や技術を活かした、大胆で先進的な独自のデザイン活動が展開されてきた。

 

カリフォルニアらしい開放性や鮮烈な色彩を特徴のアイデアに満ちたデザインは、快適で新しいライフスタイルを目指したアメリカの夢を実現。自然環境や日常生活との結びつきを重視したカリフォルニア・デザインは、強い影響力をもって世界中に広がっていくことになる。まさに「夢のカリフォルニア」の歌のように、夢の生活は実現していったのだ。

 

「カリフォルニア・デザイン 1930-1965 -モダン・リヴィングの起源-」は、20世紀のデザイン史に重要な役割を果たしたにもかかわらず、これまであまり紹介されてこなかった「カリフォルニア・デザイン」の全貌を紹介。家具や建築写真、ファッションや陶芸など、約250点の作品を一堂に展示される。特にミッド・センチュリーと呼ばれた時代のデザインを知る意味でも貴重なアート展になっている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

チャールズ & レイ・イームズ

ハーマンミラー社

《ESU(イームズ・ストレージ・ユニット)》 1949年頃

ロサンゼルス・カウンティ美術館蔵

LACMA, Gift of Mr. Sid Avery and Mr. James Corcoran

© 2011 Eames Office LLC (eamesoffice.com); © Herman Miller, Inc.  Photo © 2011 Museum Associates/LACMA

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

メアリー・アン・デウィーズ

〈女性用水着〉 1961年

ロサンゼルス・カウンティ美術館蔵

LACMA, Gift of Mary Ann DeWeese, DeWeese Designs

© 2011 The Warnaco Group, Inc. All rights reserved. For Authentic Fitness Corp., Cole of California. Photo © 2011 Museum Associates/LACMA

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ジョン・カペル

〈椅子〉 1958年頃 ロサンゼルス・カウンティ美術館蔵

LACMA, Purchased with funds provided by Martha and Bruce Karsh

Photo © 2011 Museum Associates/LACMA

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

チャールズ & レイ・イームズ

エヴァンス・プロダクツ社成型合板部門

〈象〉1945年 イームズ・コレクションLLC蔵

Eames Collection, LLC

© The Eames Foundation. Courtesy Eames Office LLC (eamesoffice.com)

 

 

 

 

 

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