デザインインフォメーション

2013.03.04

セシリエ・マンツがデザインした
軽やかなのにフォーマルなチェア
ミナスキュール(minuscule™)初上陸

2012年のミラノ・サローネで、フリッツ・ハンセン社から発表されて話題になった、セシリエ・マンツの新作ラウンジチェアがついに日本で発売。デンマーク出身のデザイナー、セシリエ・マンツらしい、シンプルで洗練されたフォルムのミナスキュール(minuscule™)に注目したい。

 

 

時代を超えて愛され続ける

ミナスキュール(minuscule™)のタイムレスなデザイン性

 

ミナスキュール(minuscule™)は、セシリエ・マンツが、海辺の小石にインスピレーションを受けたデザインとされる。シンプルながら洗練された印象で、女性らしい優しさも感じる。古い家具にも馴染み、最新のモダンデザインのなかでも埋没しない、普遍的な美しさのあるチェアだ。

 

コンセプトは「カジュアルなミーティングで使えるフォーマルなラウンジチェア」。フリッツ・ハンセン社とセシリエ・マンツが共同で何度も行ってきた実験的なワークショップから誕生したのだが、その過程でデザイナーにはマーケットのニーズなどの情報はあえて知らされなかったという。

 

セシリエは、フリッツ・ハンセンから提示された素材だけを手がかりに、曲線美が際立つミナスキュールのデザインに着手。そのミニマルなデザインは、上質な素材と職人の技術があってこそ実現できるものだ。

 

シートの座面と背面には異なるテキスタイルを張り、縁にレザーのパイピングを施しているが、繊細な曲線を完璧に仕上げるのはオートメーションでは不可能だろう。いわばクラフツマンシップと工業生産の両方の良いところが取り入れられたといった感じだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

シンプルながら洗練されたデザインのミナスキュール(minuscule™)。

価格18万7950円(税込)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ファブリックは暖色系、寒色系とも豊富なカラーバリエーションが揃う。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

スカンジナビアの落ち着いた雰囲気が印象的。カフェのチェアにも向いている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ミニマルなデザインは、上質な素材と職人の技術があってこそ実現できるもの。

 

 

 

 

 

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