デザインインフォメーション
イタリアモダンの名作家具と出会う
「ジオ・ポンティコレクション」展
「イタリア建築・デザインの父」
ジオ・ポンティの名作家具を復刻したコレクション展
ジオ・ポンティは、イタリアを代表する建築家・デザイナーで、「イタリア建築・デザインの父」として高く評価されている巨匠の一人。また、建築・デザインに関する最初の本格的専門誌「Domus(ドムス)」を創刊したことでも、歴史に名を残している。
ミニマムでシンプルな家具デザインは、イタリアモダンを代表するもので、今もなお称賛されている。優れたデザイン性に注目したイタリアの家具ブランド、モルテーニ社(Molteni&C)は、2012年のミラノ・サローネ(ミラノ国際見本市)で、ジオ・ポンティの家具コレクションを発表して話題になった。
このジオ・ポンティコレクションが、日本のアルフレックスジャパンから発売される。エキシビションとして「GIO PONTI Collection 」展が、東京・名古屋・大阪のアルフレックスショップで開催されることになった。
今回の復刻は、モルテーニ社が過去の偉大な建築家やデザイナーの作品に注目してきたことにある。その中で、ジオ・ポンティの家具コレクション(一部を除く)の製造権を取得したことで、後世に残しておくべき名作を製品化していくプロジェクトがスタートした。
2年間にわたるプロジェクトでは、現代の製造方法を導入することもあって、「復刻」の是非について有識者を交えて議論が重ねられた。ジオ・ポンティの相続人からは、「ポンティの作品を復刻することは、ポンティの人間や作品、そしてイタリア建築における重要な瞬間を理解するチャンスを与えてくれた」との強い意向が示されて、実現に至ったという。
CHEST OF DREAWERS 「D.655.1」(1952-1955年)
161万2800円(税込)
MONTECATINI CHAIR 「D.235.1」(1935年)
16万5900円(税込)
BOOKCASE「D.357.2」(1956-1957年)
59万5350円(税込)