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2012.10.01

国内美術館初の大規模個展
「篠山紀信展 写真力」

日本でもっとも著名な写真家のひとりである篠山紀信が、国内美術館で初めての大規模な個展を開催する。50年にわたる時を超え、今日にいたるまで写真界の第一線を走り続け、そのダイナミックに被写体に迫る作風で独自の篠山ワールドを築いてきた。しかし、これまで幾多の作品を残しながら、美術館での回顧的な展覧会を拒み続けてきた篠山紀信。活動50年の長さが一瞬に思えるような今回の展覧会で、満を持して世に問うのは「写真力」だ。

 

 

 

誰もが唖然とするような「写真力」のある作品を

ダイナミックに引き伸ばし、巨大な非日常空間に挑むように展示

 

篠山氏は「写真力」について、こう語る。

「写真の力が漲(みなぎ)った写真ね。写された方も、撮った者も、それを見る人々も、唖然とするような尊い写真」

 

以前、篠山紀信に撮影されたことのある女性たちに話を聞いたことがある。モデルである彼女たちは、異口同音に「篠山さんは、全然違う」のだと言う。現場の空気も、撮影されている感覚も、仕上がった写真も、すべてが飛び抜けているのだそうだ。

 

そんな写真ばかり撮ってきた篠山紀信が、50年にわたって撮影してきた膨大な写真のなかからとびきり「写真力」のある約120点を選び抜き、展示する。

 

主戦場である有名人のポートレートを中心に、「GOD:鬼籍に入られた人々」、「STAR:すべての人々に知られる有名人」、「SPECTACLE:私たちを異次元に連れ出す夢の世界」、「BODY:裸の肉体、美とエロスの闘い」、「ACCIDENTS:2011年3月11日、東日本大震災で被災された人々の肖像」の5つのセクションで紹介していく。

 

 

 

板東玉三郎 『籠釣瓶花街酔醒』八ツ橋 1999年

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2011年3月11日、東日本大震災で被災された人々の肖像。

大友瑠斗(9) 大友乃愛(7) 2011年

 

 

 

 

 

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