デザインインフォメーション

2012.09.24

世界のフォトをアートとして体感
「TOKYO PHOTO 2012」

パリ、NY、ロンドンなど、世界10都市からギャラリーや写真家、出版社などが集まるフォト・フェア「TOKYO PHOTO 2012」が開催される。写真の分野でそれぞれの都市を代表するギャラリーや出版社などが、東京ミッドタウンに40以上のブースを出展。約1000点の作品が一堂に会するアジア最大の写真イベントだ。

 

 

 

 

コレクターや美術館キュレーターも来日

アジア最大のフォト・フェアでお気に入りの作品に出会う

 

日本は先進国であるにも関わらず、アートマーケットは未成熟だと言われている。写真にアートとしての価値を見出し所有するコレクターも、まだまだ少数というのが現状だ。

 

しかし、そんな日本でも、写真に対する見方は変わりはじめている。住まいやインテリアに興味を持つ人たちが、空間を飾る「アート」として写真を評価しはじめているのだ。

 

写真がアートとして認識されるようになるなかで、「TOKYO PHOTO」への注目度も年々高まっている。「TOKYO PHOTO」は、世界各地の著名なギャラリーがブースを設けて写真作品を販売するため、お気に入りの写真を購入してコレクションすることができる。

 

さらに海外の美術館による特別展示、作家やキュレーターによるトークショーも開催する写真の総合イベントなのだ。最旬のフォト・アートに触れられる場であると同時に、最新のフォト・マーケットを知ることができる機会でもある。

 

4回目の開催となる今年は、昨年に引き続き東京ミッドタウンの会場に世界10都市から32のアートギャラリーと出版社などを含めて40以上のブースが集結。展示される作品は、サイズもさまざまなら価格帯も幅広く、アート初心者にとっても手が届きやすい、という点も魅力のひとつだろう。

 

今年はさらに、空間デザインにも注目したい。ブースのプランニングを手がけたのは、若手デザイナーの八木惣一郎氏。高級感の漂うアーティスティックな空間で、世界中から選びぬかれた作品を鑑賞し、購入することができるのだ。

 

瞬間を切り取る写真には、「時代」を映す力がある。一葉の写真にハッとさせられる、理屈ではなく魂を揺さぶられる――そんな衝撃的な出逢いを求めて、六本木に足を運んでみてはいかがだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Karlheinz Weinberger

Cross

1967

© Karlheinz Weinberger

Courtesy of Galerie Esther Woerdehoff, Paris

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Philippe Calandre

Silo 1

2001

Courtesy of Galerie Esther Woerdehoff, Paris

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Denis Darzacq

Courtesy of Gallery VU’

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Michael Ackerman

Courtesy of Gallery VU’

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Inez van Lamsweerde and Vinoodh Matadin

Well Basically Basuco is Coke Mixed with Kerosine

1994

Courtesy Gagosian Gallery

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

畠山直哉

Blast #11009″

2004

Courtesy of Taka Ishii Gallery

 

 

 

 

 

 

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