デザインインフォメーション

2014.07.22

イメージとファンタジーが織りなすアート空間
「イメージメーカー展」は必見の展覧会

Photo:木奥恵三
アート、デザイン、広告、ファッション、舞台美術などのカテゴリーを超えて、新しいイメージをつくりだすクリエーターの作品を紹介する「イメージメーカー展」が、東京・六本木の21_21DESIGN SIGHTで開催されている。カルティエ現代美術財団のキュレーターなどを務めたエレーヌ・ケルマシュターを展覧会ディレクターに迎え、ジャン=ポール・グードのイマジネーションあふれる作品を中心にした、イメージとファンタジーが織りなす世界は必見である。

 

国内外で活躍するイメージメーカーたちの

幻想的で斬新な表現を間近に体験する

 

まさにイメージとファンタジーで構成された展覧会場は、日常世界からかけ離れた異次元の世界が待ち受けている。

 

国内外で活躍するイメージメーカーたちの幻想的で斬新な作品群は、ある種のアート空間に迷い込んだかのように、観る者を不思議な世界に導いてくれる。個々の作品の素晴らしさもさることながら、世界の先端クリエーターたちの作品で構成された空間そのものがひとつの壮大な作品になっているようだ。

 

先端クリエーターたちの作品をまとめあげることに成功したのは、展覧会ディレクターであるエレーヌ・ケルマシュターの功績が大きい。

 

カルティエ現代美術財団のキュレーターなどを務め、2007年から2012年まで東京に在住。在日フランス大使館に文化担当大使として勤務し、さまざまなキュレーションや多彩なプロジェクトを通して日本とフランスの文化交流にも精通している。

 

多岐にわたるクリエーティブな分野を融合させ、今ここにある世界にとらえながら、人々をそことはまったく違う世界に連れ出すことに、エレーヌ・ケルマシュターは成功したともいえる。

 

「『イメージメーカー展』で、多様性に富むクリエーションが日常に潜む美と驚きを浮かび上がらせる、活気ある世界の物語をご覧ください」と、エレーヌ・ケルマシュターはディレクターズ・メッセージを寄せている。

 

デザインやアートには決められた定義は必要ではない。既存の表現方法や分野を超えた自由な発想が求められているだけに、あらゆる枠を取り払って視野を広げることで、人々を魅了する作品が生まれてくる。

 

「イメージメーカー展」は、表現にジャンルの境界は存在しないことを再認識しながら、国内外で活躍するイメージメーカーたちの幻想的で斬新な表現を間近に体験できるはずだ。

 

1

メインギャラリーのジャン=ポール・グードのイマジネーションあふれる作品。/Photo:木奥恵三

 

ジャン=ポール・グード「Subway installation」パリ、2011年(インスタレーションイメージ)

ジャン=ポール・グード「Subway installation」パリ、2011年(インスタレーションイメージ)

 

映画監督としても知られるデヴィッド・リンチは、自身の内面を描いたかのようなリトグラフを展示。/ Photo:木奥恵三

映画監督としても知られるデヴィッド・リンチは、自身の内面を描いたかのようなリトグラフを展示。/ Photo:木奥恵三

ロバート・ウィルソンのビデオポートレートも会場の随所に展示。/ Photo:木奥恵三

ロバート・ウィルソンのビデオポートレートも会場の随所に展示。/ Photo:木奥恵三

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

真空パックにした中でのカップルの結びつきをリアルに表現したフォトグラファーハルの作品群。/ Photo:木奥恵三

真空パックにした中でのカップルの結びつきをリアルに表現したフォトグラファーハルの作品群。/ Photo:木奥恵三

フォトグラファーハル「Fresh Love #27, Lim & Kyohei」 2010年。

フォトグラファーハル「Fresh Love #27, Lim & Kyohei」 2010年

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

カルティエ現代美術財団のキュレーターなどを務めた、エレーヌ・ケルマシュターを展覧会ディレクターに迎えた。

カルティエ現代美術財団のキュレーターなどを務めた、エレーヌ・ケルマシュターを展覧会ディレクターに迎えた。

希代のイメージメーカーとして知られるジャン=ポール・グード。比類なき創造性と美しさは多くのクリエーターに影響を与えてきた。

希代のイメージメーカーとして知られるジャン=ポール・グード。比類なき創造性と美しさは多くのクリエーターに影響を与えてきた。

 

関連記事一覧