世界の一流ブランド研究
イームズが創り出す心地よいデザイン空間
自分だけの寛ぎの時間をもたらす
イームズチェイスEames Chaise
イームズ夫妻が、友人であったビリー・ワイルダーのためにデザインした寝椅子。ちょっとした休憩を目的としているため、幅が狭く熟睡してしまうと腕が落ちて目覚める仕組みになっている。
モダンの中に流れる重厚さ
イームズウォールナットスツールEames Walnut Stool
NYにあるタイムライフビルのロビーのためにデザインした製品。天板のカーブは、座って快適なだけでなくものを置いても安定するため、サイドテーブルとしても利用できる。
モダン空間を演出してくれる
イームズプライウッドフォールディングスクリーンEames Plywood Folding Screen
最長150cmまで伸ばすことができるパーティション。丈夫で薄いプライウッドでつくった長さ25cmのU字形状のパーツ6枚を、織り込んだポリプロピレン・メッシュで連結。
イームズの考える「座り心地」と「機能性」を
現代に伝えるソファ&チェア
イームズのデザインには哲学がある。どんなに座り心地がよく、機能的であっても、一部の人にしか買えないような高価な製品はよしとしない。大量生産により、安価で質のよいものを、ひとりでも多くのユーザーに届けることを重視していたのである。
イームズは、たくさんの椅子を世に送り出したが、ソファはたったのふたつだけ。そのうちのひとつ「イームズソファ」は、チャールズが残した構想をイームズオフィスが完成させて、遺作としてハーマンミラーが発表した。夫妻の「座る」ということに対する真摯な姿勢は、椅子にもソファにも一貫している。イームズの椅子に座り、ソファに腰を沈めることこそ、彼らの哲学を知る最大の方法なのかもしれない。
- モダン・デザインに包みこまれる
イームズソファコンパクト
Eames Sofa Compact - イームズ夫妻の住まい「イームズ・ハウス」に作り付けられていたソファのデザインを製品化。輸送や収納の際の効率を考え、背もたれ部分を簡単に折り畳めるところが特徴のひとつだったが、現在は固定式になっている。
- 究極の快適さを追求する
イームズソファ
Eames sofa - 無垢材のフレームとレザーのクッションが優雅なソファは、ソフトパッドグループチェアやチェイスを補完するものとしてデザイン。1984年、チャールズ・イームズの死後、彼の残した構想をもとに遺作として発表された。
- 究極の快適さを追求する