世界の一流ブランド研究
スタンダードSP の“SP”とはフランス語の「プラスチックの座面」を略した名称。スタンダード・チェアの登場から半世紀以上たっても、そのデザインの高さは普遍だ。
歴史的に刻まれた名作チェアから、コンテンポラリーなチェアに進化したスタンダードSP。シーンを選ばずに自由に使用できる。
オランダのデザイナー、ヘラ・ヨンゲリウスが手がけた
スタンダードSPの49通りもの繊細で多様なカラー
1934年に発表されたスタンダード・チェアは、時代の情勢に合った素材を選びながらさまざまなバリエーションがつくられてきた。
たとえば、1941年。第二次世界大戦により金属が不足していた時代にあって、ベース部をウッドでつくったバージョンを誕生させた。1980年代には、背面側の脚をスチールからアルミニウムに変更すると同時に、素材に適したフォルムを模索し続けた。
今回登場した「スタンダードSP」(Standard SP)は、ますます多様化する嗜好とライフスタイルに対応するべく生み出されたチェアだ。
“SP”とはフランス語の「プラスチックの座面」を略した名称である。スチールのベースをマットな質感のある粉体塗装を施したのは、座面と背もたれに採用された強化プラスチックとの相性を考えてのこと。
そして、斬新な素材の組み合わせと並んで注目したいのが、カラーバリエーションの豊富さだ。
7色のベースカラー(ジャパニーズレッド、ディープブラック、バサルト、チョコレート、コーヒー、エクリュ、ミント)と、7色のプラスチックカラー(ディープブラック、ウォームグレイ、バサルト、マロン、オリーブ、チークブラウン、シトロン)を自由に組み合わせることができるので、バリエーションは49通りになる。
現代のトレンドとも言えるアースカラーのコンビネーションは、世界でいまもっとも注目されているデザイナーのひとりであり、Vitra(ヴィトラ)社のカラーディレクションも手がける、オランダのデザイナー、ヘラ・ヨンゲリウスが厳選した。彼女の繊細な色彩感覚が、現代のダイニングの景色を変える。
「スタンダードSP」は、現在、hhstyle.com青山本店で展示中だ。進化を遂げた名作チェアの絶妙な質感と色合いに触れてみてほしい。
スタンダードSP(Standard SP)
size: W42xD50.5xH81.5/SH45cm
素材:seat & backrest=ASA plastic、全7色 frame=steel、全7色
価格:5万1450円(税込)
hhstyle.com 青山本店
住所:東京都港区北青山2-7-15 NTT青山ビル エスコルテ青山
電話:03-5772-1112
営業時間:12:00~20:00
無休
hhstyle.com:http://www.hhstyle.com/