行ってみたいデザイン空間

2014.07.11
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展示のメインとなる下水の仕組み。みんな「うんちの帽子」をかぶって巨大トイレに入って見学スタート! うんち気分で巨大トイレのすべり台を降りることで、下水道の旅を体験できる。

 

みんな「うんちの帽子」をかぶり、うんち気分で

巨大トイレのすべり台を降りるところから見学スタート!

 

各テーマともに展示にボリュームがあるので、夏休みの自由研究をするのなら、研究したいエリアをしぼってじっくり見学するとまとめやすいでしょう。

 

たとえば「エリア3」にある年表[うんち今昔物語]は、世界の下水道の歴史を、フィギュアを取り入れてわかりやすく解説しています。下水のない中世ヨーロッパでは、家の中でおまるに排泄し、中身は窓から捨てていたというから驚きです。

 

また江戸時代の日本では、将軍のトイレから出された屎尿は、超高級品の肥料として取引されていたそうです。ありがたいような、ただのうんちのような……。当時の江戸城のトイレも模型で見ることができます。

 

展示と要となる、下水の仕組みは「うんちの帽子」をかぶり、うんち気分で巨大トイレのすべり台を降りるところから見学スタート!

 

トイレで流れたうんちは、下水処理場で微生物により分解されることが、スクリーン映像で視覚的にわかるようになっています。

 

ただ、雨水と汚水が一体化している「合流式」の下水道は、短時間で多量の雨が降るとあふれてしまい、未処理のままの下水が海に流れ出ます。

 

スクリーンには、汚水中のリンなどが原因でプランクトンが異常発生し、美しい海がみるみる赤く染まっていくに様子(赤潮)も映し出されました。

 

その一方で「リン」は、いずれ枯渇する貴重な資源のひとつ。パネルには「下水道に宝あり」の文言もあり、排泄物のリサイクルの可能性も示されていたのです。

 

大人の自由研究としても学びがいのある企画展。広報の方によれば、午前中よりも午後3時以降の方が比較的入場しやすいそうです。興味を持たれた方は、ぜひ“行っトイレ~”!

 

(文・中澤夕美恵、写真・川野結李歌)

 

みんなでうんちをつくってみよう! お姉さんと一緒にワークショップで紙粘土のうんちづくり体験。

みんなでうんちをつくってみよう! お姉さんと一緒にワークショップで紙粘土のうんちづくり体験。

 

世界の下水道の歴史など、夏休みの子どもの自由研究にはうってつけのテーマが多数展示。家族揃って楽しめる。

世界の下水道の歴史など、夏休みの子どもの自由研究にはうってつけのテーマが多数展示。家族揃って楽しめる。

 

最後のエピローグでは、展示に登場したトピックを思い出に大合唱。トイレが高らかに歌いだす。

最後のエピローグでは、展示に登場したトピックを思い出に大合唱。トイレが高らかに歌いだす。

展示会場への入り口ドア。トイレと同じようになっているのがユーモラス。
展示会場への入り口ドア。トイレと同じようになっているのがユーモラス。
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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企画展 トイレ? 行っトイレ!

~ボクらのうんちと地球のみらい

会場;日本科学未来館 1F企画展ゾーンa

住所:東京都江東区青海2-3-6

電話:03-3570-9151

開催期間:7月2日(水)~10月5日(日)まで

開催時間:10:00~ 17:00

(入場は閉館時間の30分前まで)

8月13日(水)~ 17日(日)は本展のみ20:00まで

休館日:火曜日 ※ただし、祝日と夏休み期間中

(7月22日〜8月31日)は開館

入場料:大人1200円、18歳以下600円

(土曜は18歳以下500円)

団体(8名以上)大人960円/18歳以下480円

(土曜は18歳以下400円)

※ 常設展示もご覧いただけます

※ 障がい者手帳所持者は当人および付き添い者1名まで無料

※ 6歳以下の未就学児は無料

http://www.miraikan.jst.go.jp/sp/toilet/

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