デザインセレクション
額縁のなかのグリーンがインテリアを変える!
インテリアグリーンがアートになった
PIANTA×STANZA(ピアンタ・スタンツァ)の『my gallery』
インテリアにアートを取り入れる。
インテリアにグリーンを取り入れる。
どちらも暮らしに彩りを加える基本的なテクニックだが、不慣れな人にとっては意外と難しいもの。まして、アートとグリーンを両方とも……となると、組み合わせ方によってはチグハグな印象を与えてしまいかねない。
PIANTA×STANZAは、「インテリアのデザインにあわせてグリーンを配置する」という従来のやり方を覆し「デザイン自体にグリーンを組み込む」という提案をするブランドだ。コンセプトは“大自然の一部を切り取る”。グリーンを使ったパーティションやシェルフ、グリーンウォールなど商業施設やオフィス向けの空間プロデュースからスタートしたが、個人からの問い合わせが増えたこともあって、昨年夏に個人宅でも手軽に楽しめる『my gallery』シリーズをリリースした。
壁にかけられた額縁から植物が顔を覗かせる。立体的なアートのようでもあり、生活空間に出現した小さな大自然のようでもある。
ブランドマネージャーの大山雄也氏は言う。
「都会で暮らす人たちが、自宅に居ながら手軽に大自然のエッセンスを楽しめる。自然と触れ合うために遠出するのではなく、自然のカケラを身近に置いて、共に暮らす。それを実現するのが、my galleryなんです」
フレームの素材はオーク。より自然な雰囲気を出すため、あえて節のある材を選び、国内の家具職人がひとつひとつ手作業で仕上げている。ノコギリのひき目を残し、ザラッとした質感を出しているが、ていねいにヤスリをかけているのでささくれなどはない。
エボニー、チーク、クリア、バーチの4色で、形状は50×50cmの正方形タイプ(3万9900円)と50×90cmの長方形タイプ(6万8250円)の2種類。長方形のものは、縦にも横にも設置することができる。
アートを飾るような感覚のグリーンが部屋の雰囲気を大きく変える。