デザインセレクション

2012.11.12

スタジオ・ガラから生まれる
天然素材を活かした和のプロダクト

木や紙、石などの素材感を大切にして、心地よさと簡潔な佇まい。懐かしくてモダンな和のデザインはわれわれの生活を刺激してやまない。それは日本人の心に刻み込まれた凛とした美のカタチだ。そんな和のデザインをもう一度見直してみたい。今、注目するのはプロダクトデザイナーの小林良一さん率いるスタジオ・ガラ(studio GALA)から生まれる、天然素材を活かした和のプロダクトだ。

 

 

日本各地に古くから伝わる素材や技術を用い

現代のライフスタイルに溶け込む和のモノづくりを提案

 

スタジオ・ガラのプロダクトは天然素材を活かしたシンプルそのもの。日本各地に古くから伝わる素材や技術を用い、現代のライフスタイルに自然と溶け込む上質かつ上品な、和のモノづくりを提案している。機能性とフォルムが結び付いて、無駄がなくてしかも使いやすい。

 

1982年から活動をスタートしたスタジオ・ガラ。80年代に誕生したKOYORI(こより)やSUZURI(すずり)は、どちらも〝漆黒〟という言葉が似合うように黒色が艶やかで、格調の高さを物語っている。現代における伝統のあり方を絶妙な風合いで表現しながらも、あえて主張しない静寂さを保っている。あたかも茶の湯の空気感をカタチにしたような、礼節を正した緊張感すら感じる。

 

それは歴史ある素材そのものを最大限に活かしつつ、実際に今に使えるモノにデザインし直し、日本が残すべきものはきちんと伝え残していくことに重きをおいたモノづくりともいえるだろう。

 

そんな「和」のデザインを、もう一度見直してみたい。それは忘れ去られたものではなく、むしろ新しい発見をもたらしてくれるはずである。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こより鉢

紙をこより状に編み成形した上に、

漆を塗って黒く仕上げている 。

大鉢  1万80円 Φ30×H8cm

中鉢 7140円 Φ20×H7.5cm

小鉢 5040円 Φ15×H7.5cm

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

SUZURI プレート スクエア

宮城県雄勝町産の硯材を使用。

玄昌石と呼ばれ青黒い色調が特徴。

長方皿 3150円 約W22×D12×H0.9cm

正方皿4725円 約W20×D20×H0.9cm

長方大皿 6825円 約W30×D18×H0.9cm

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

常滑急須

常滑の朱泥土は焼き締まりが良く、土の鉄分が

タンニンと馴染みお茶の味を引き立てる。

黒 8190 円 W8.2×D13.8×H6.2cm 150cc

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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