デザインインフォメーション
5月22日、東京の新しいランドマーク
東京スカイツリー®がついにオープン!
高さ634m。世界一の高さを誇る自立式電波塔、東京スカイツリーが、ついに5月22日にグランドオープン。デザインや商業施設、東京ソラマチ®など、東京スカイツリーの見所をピックアップ!
日本の伝統と最新技術のコラボから生まれた
東京スカイツリーのデザインに注目
東京の新しいランドマークとして、下町のシンボルとして、建設中から注目されてきた東京スカイツリー。SUMAUとしては、やはりデザインに注目したい。
東京スカイツリーのデザイン最大の特徴は、足元と上部の形状が大きく異なると点にある。地面に接している部分は一辺約68mの三角形だが、頂部に向けて円形へと変化しているのだ。複雑な構造が陰影を生み出し、見る場所によって表情が大きく変わるため、いろんな場所から眺めたくなる。
シルエットには、日本刀が持つしなやかな「そり」、奈良時代から平安時代にかけて建築された寺社の柱に見られる形状で、中央がゆるやかにふくらんだ「むくり」など、日本の伝統的なデザインを採用。
カラーリングも、日本の伝統を意識して決定された。一見、何の変哲もない「白」のようだが、もっとも淡い藍染の色「藍白」をベースに、オリジナルの「スカイツリーホワイト」で彩っているのだ。
建物の中央には鉄筋コンクリートの円筒を通しているが、このような心柱を持つ構造は五重塔にも通じるもので、地震や強風による揺れに強いのだという。日本古来のデザインを意識しながら、最新の技術を用いることで、高い安全性を誇る世界一のタワーが完成したのである。
© TOKYO-SKYTREE