行ってみたいデザイン空間
ゲストに癒しを提供するおもてなしの精神と
オリジナルのメニュー展開
いわゆる理容室では理容師は白衣を着ていることが多いが、ザ・バーバーのスタッフはダークトーンのスーツもしくはジャケットを着用している。男性に向けたおもてなしに相応しい服装として決められたものだという。
ヘアカラーやパーマなどの薬剤を使うときでも、エプロンなどは使わない。「自分の服を汚すようでは、いつかお客様の衣服を汚してしまう。服を汚さないよう、迅速に、ていねいに、サービスできる技術を身につけなければいけない」というのが、創業者のヒロ・マツダ氏の理念なのだ。
メニューやサービスも、男性客のために開発している。
「シャスパ」とは、毛髪だけでなく頭皮のトリートメントにも重点を置いた人気メニュー。頭皮と髪の毛の汚れをていねいに洗い流してから、約20分かけてヘッドマッサージを行う。頭皮のツボを丹念に刺激することで、頭皮の血流を促し健康な毛根をつくるだけでなく、目や肩、首の疲労を軽減することもできる。
理容店ならではのサービスであるシェービングにも、リラックスできるような工夫をこらした。1枚刃のオーソドックスなレザーに加え、剃る場所によっては2枚刃や3枚刃の使いわける。スチームを当てながらの、羽でなでられているかのような心地よいフェイシャルケアに惚れ込み、京都から出張で東京に来るたびにシェービングの予約を入れる顧客もいるという。
「マッサージの力加減も男性向けに少し強めにしています。美容室で物足りなさを感じていらした方にも、スッキリ感を味わっていただけるはずです」(樋口さん)
訪れるゲストはビジネスマンが多いという。企業の社長や会長など要職に就いている顧客も少なくない。ユニセックスな美容室ではなく、昔ながらの理髪店でもなく、男性のためのくつろぎの空間とサービスに対するニーズは、ますます高まっていくだろう。
まずは、いちばん人気のメニュー、カットとシャスパ、シェービングを組み合わせた「ラグジュアリークラス2(70分)」で、ザ・バーバーのこだわりの世界を実際に味わってみてほしい。
スーツスタイルでの対応が大人の世界を感じさせる。
独自のヘッドマッサージで頭皮の血流をよくする「シャスパ」。
羽でなでられるような感覚の高いシェービング技術。
高度なシェービング技術のための道具も一流を極める。
オリジナルのシャンプーとトリートメント。
■問い合わせ
ザ・バーバー代官山(THE BARBER Daikanyama)
住所:東京都渋谷区猿楽町9-8 代官山パークサイドビレッジB01
電話:03-5459-6030
営業時間:平日11:00~21:00(受付終了20:00)、土日祝10:00~20:00(受付終了19:00)
定休日:毎週月曜、第2・第3火曜