デザインインフォメーション
TOKYO DESIGNERS WEEK 2014が開催！
クリエイティブの天才たちが神宮の森に集う
東京のど真ん中で楽しむクリエイティブFeS
「天才万博」をテーマに多彩なコンテンツを発信
国内外から優れたデザイナーやアーティスト、企業、学生が神宮の森に集まる国際的なクリエイティブイベント、TOKYO DESIGNERS WEEK2014（TDW）。
今年は「Creative FeS 天才万博」をテーマにして、クリエイティブの天才たちが集結。
さまざまなジャンルを超えて200人以上の天才たちが登場し、デザイン、アート、建築、映画、プロダクト、文学、音楽、お笑いなど、才能ゆたかなコンテンツを展開している。
ユニークなところでは、「1000人バーべキュー主催の当代一に天才ホリエモン」、「よしもと若手芸人×音楽」、「天才卓球少女×天才浅葉克己 真剣勝負」、「天才アカデミー賞作家 くまもん・RED－U35の小山薫堂」など、カテゴリーにこだわらない天才までも登場。
もちろん、本来天才と呼ばれているような、「天才建築家13組（伊東豊雄、隈研吾ほか）による〈建築模型とその提案書展〉＆フォーラム」、「あっと驚く天才ロロボットクリエイター展＆ナイト（高橋智隆、明和電機ほか）」、「原宿Kawaiiを牽引するアートディレクター天才セバスチャン」などの才能にも触れることができる。
これまでのTDW にはない、幅広いクリエイティブの世界を展開しているのは興味深い。日本のクリエイティブがどれだけ元気なのかを感じさせてくれる見所満載のTDWだ。
アーティストユニット、明和電機の天才ロボット「セーモンズ」。
北斎漫画インスパイア展。50人の天才クリエイターたちが競う特別企画展。
クリエイターCAMの「TABLE ZOO」は、野生生物の皮の柄をイメージした食卓用磁器類。
30歳以下の若手対象のヤングクリエイター展でのファッション部門の展示。
クリエイター岸遼の「atOms/MoLECULE」。あえて安定を取り除いて「危うさ」の美を表現。
天才建築家13組（伊東豊雄、隈研吾、妹島和世ほか）による「建築模型とその提案書展」。
特設ドームでも音楽イベントやトークイベントを展開。よしもと若手芸人らも登場する。
都心開催の日本最大規模のデザインイベントとして、秋の神宮絵画館前はデザイン一色に彩られる。
天才たちがジャンルを超えてさまざまな作品を展開
神宮外苑絵画館前で最新のクリエイティブを体感する
毎年、TDW恒例になっている、貨物用コンテナを再利用したTDW発のオリジナルコンテンツの「コンテナ展」も来場者を魅了。また、「学校作品展」も、過去最多の国内外の学校54校が参加。各学校がデザイン、クリエイティブ力を競い合った斬新なアイデアは見応えがある。
一方、初のクラウドファンディング企画としてスーパーロボット展にも注目したい。テクノロジー＋デザインを軸に、生活を豊かにするようなライフスタイル提唱型のロボットを集めているのは見るだけでも楽しい。
また、昨年に続いて開催されているのが「TDWハンドメイドマーケット」だ。オープンエアの下で販売するマルシェスタイルで、世界に1点しかないアイテムを購入することができる。
「TDW ART FAIR」も今年で2回目。100名ものアーティストが参加し、見るだけでなく、アート作品購入も可能なエリアになっている。
特設ドームでは、音楽イベントやトークイベントも多彩に展開。古くから唄い継がれてきた奄美島歌の唄者、朝崎郁恵や、よしもとの若手お笑い芸人も登場。これまでのTDWにはなかったジャンルの天才たちのエナジーに触れることができる。
天才たちが登場して多彩なコンテンツで繰り広げられているTOKYO DESIGNERS WEEK2014。秋の1日、明治神宮外苑絵画館前に足を運び、最新のクリエイティブをぜひとも体感してほしい。11月3日（月・祝）まで開催。10月31日（金）はハロウィンパーティも開かれる。
（写真：川野結李歌）
きゃりーぱみゅぱみゅなど原宿Kawaiiをけん引する増田セバスチャンのインスタレーション。貨物コンテナを活用してオリジナルコンテンツを展示する「コンテナ展」は、今年も斬新な作品が目立った。
C-DEPOTの「循環」。24人のアーティストが枡（ます）を素材にしてアートを制作。コンテナ展ならではの作品だ。
「1.2mmの木」。金属に木目をプリントする技術を用い、金属の硬質感とリアルな木質感が融合した薄さ1.2mmの木を実現。DNP大日本印刷からの出展。
クリエイティブライフ展での「tente」のブース。
横浜美術大学の展示作品。クリエイティブ力を競う「学校作品展」も54校が参加した。
日本工業大学からのユニーク出展作品。
東京理科大学を中心に結成されたDigital Studio1の「五軸庵」。鋼材を5次元方向から加工が可能なレーザーカッターで切りだし、溶接せずに日本建築の継ぎ手のようにジョイント。建築不可能に場所にも建築できることを提案。今年はグランプリを狙う。
常葉大学造形学部の出展作品「再」。母親の胎内にいたころの記憶を再現し、今の社会の新しい空間の提供を考えた。天然木のトンネルを抜けながら願いごとを書いた木札を取り付ける参加型の作品。
静岡文化芸術大学デザイン学部の「水滴画」。ガラスの上に水滴を流すと、その文様が太陽の光を通してアート作品になる。
TOKYO DESIGNERS WEEK 2014
会期：2014年10月25日（土）～11月3日（月・祝）
場所：明治神宮外苑絵画館前（東京都新宿区霞ヶ丘町2-3）
開場時間：11:00～21:00（最終日～20:00）
料金：大人3000円、大学・専門学校生2000円、高校生1500円、中学生1000円
