デザインインフォメーション
現代空間のための多目的なデザインテーブル
シドニー発「カラフテーブル」の魅力
ハーマンミラージャパンから登場した、現代の生活スタイルにぴったりのデザインテーブル「カラフテーブル」。リビングダイニングでのさまざまなシーンを想定してデザインされたカラフテーブルの魅力を、フォルムと機能の両面からご紹介しよう。
平日は仕事の場、休日はくつろぎの場
フレキシブルに使いこなすためのテーブル
「テーブル」と「デスク」、そのちがいをはっきりと示すことは難しい。
強いて線を引くなら、家族や友人と集い、食事をする場がテーブル、ひとりで書きものをしたり仕事をしたりする場がデスクだろうか。
現代の、とくに都市での生活においてはテーブルとデスクの境界はますます曖昧になってきている。ノートPCやタブレットがあればどこでも仕事ができるし、小規模なオフィスなどでパーティーを催す場合にはミーティング用のデスクが食卓となることもあるだろう。
カラフテーブルは、卓としても机としても空間に調和し、また現代人の暮らし方に合った機能を備えたハーマンミラージャパンの新しい提案だ。
デザイナーはオーストラリアのシドニーを拠点に活動しているチャールズ・ウィルソン。
「オフィスデスクとしての高い機能性と、ダイニングテーブルとしての美しさを持つフレキシブルな家具」を目指したという。
「ぼく自身、シドニーの家ではダイニングテーブルをいちばんよく使っている。仕事をしたり、友人を招いて食事をしたりお酒を飲んだり、どんなシチュエーションでも最大限にパフォーマンスを発揮できるテーブルにしたいと考えて生まれたのが、このカラフテーブルなんだ」とチャールズは言う。
仕事でもプライベートでも、生活の中心となる場をつくる。そんな発想から生まれたのがカラフテーブルなのである。
デザインのアイデアは東南アジアを訪れたときにひらめいた。細い支柱の上にシンプルで機能的な小屋を設えたベトナムのフィッシングハット(釣り小屋)にインスパイアされたのである。
細身ながらしっかりとしたスチールのレッグと厚みを感じさせないウッドのトップボードの組み合わせは、シンプルでぬくもりのあるデザインだ。高さは730mmと若干高めだが、ダイニングチェアともオフィスチェアとも相性よく仕上がっている。
デジタル機器もスマートにあしらう
多機能で気遣いのあるカラフテーブル
カラフテーブルは、広々としたダイニングだけではなく、リビングとダイニング、さらに書斎も兼ね備えたようなミニマルな空間でも本領を発揮する。
サイズはスモールとラージの2タイプで、スモールは長辺が1340mm、短辺が360mmと少し大きめのデスクという感覚で使いこなせる。1600×860mmのラージは、ミーティングスペースや家族と過ごすダイニングにちょうどいい。
長辺には、存在感が強くなりすぎないようフロント部分を斜めにデザインしたワイドな引き出しがあり、左右にはオープンシェルフも備えている。シェルフは、テーブルリネンの収納場所としてもちょっと書類を置く場所としても重宝だ。
トラディショナルな欧米のダイニングテーブルにはカトラリーやリネンを収納するための引き出しが設けられているが、カラフテーブルではテーブルウェアだけでなくスマートフォンなどを収納することも想定。
電源ケーブルなどを引き出しの底部から外に出せるような構造になっているため、身近な場所にデバイスを置きながらテーブルの上はすっきりとした状態に保つことができる。視界の隅で雑然と交錯するコード類にストレスを感じることもなくてすむというわけだ。
「カラフ」という名前は、水やワインなどの飲み物を入れておく水差しを表すフランス語からつけたそうだ。「名は体を表す」と言うが、人を気遣う精神やもてなしの象徴でもあるカラフは、多機能かつ人が集う場ともなるこのテーブルにじつにぴったりのネーミングかもしれない。
都市で暮らす人の生活を豊かにしてくれるカラフテーブル。あなたの住まいでも、きっと多様なニーズに応えてくれるはずだ。
ハーマンミラージャパン株式会社
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