丸の内スペシャル行ってみたいデザイン空間

2014.05.09

[丸の内スペシャル]
皇居外苑を一望する出光美術館で
「日本絵画の魅惑」を観賞する

東洋古美術を中心としたコレクションを展示する美術館として、丸の内で人気の高い出光美術館。帝劇ビルの9階であることを感じさせない静寂な空間は、ゆったりとした時間が流れ、都会の喧騒を忘れさせてくれる。5月9日からは「日本絵画の魅惑」の後期展示が開催中。出光美術館が誇る日本絵画の名品を鑑賞することができる。

 

東洋古美術の名品に出会える出光美術館

ゆったりとした時間が流れる中で名品を鑑賞

 

皇居のお濠に面した出光美術館は、1966年に出光コレクションを展示する美術館として開館。すでに半世紀近い歴史がある。

 

帝劇ビル9階のワンフロアが美術館となっており、ロビーからは皇居外苑が一望できるロケーションにも恵まれている。館内はゆったりとした時間が流れ、落ち着いた雰囲気の中で名品を鑑賞でき、丸の内エリアでは人気の高いスポットとして知られている。

 

出光興産創業者である実業家・出光佐三が長年にわたって収集した美術品を基に展示。日本の書画、中国・日本の陶磁器など東洋古美術を中心に展観している。テーマに沿った内容で、年に5~6回の企画展を開催する。

 

そのほか、ルオーやムンクをはじめとした西洋美術も公開。また、アジア各国および中近東の陶片資料を集めるなど、充実した陶磁器コレクションにも注目が集まっている。

 

館内は2007年に大規模な改装を実施。通常の展示室のほかに、茶室・朝夕菴(ちょうせきあん)、洋画専用展示室、陶磁器の破片を系統的に展示した陶片室などがある。

 

ビルのワンフロアであることを感じさせない落ち着いた空間は、オフィス街の喧騒を忘れさせてくれる。丸の内エリアの美術館の中では、唯一、東洋古美術を中心にした展示をしている出光美術館。東洋の名品に囲まれてゆったりとした時間を過ごすことができ、都心にもかかわらず心に安らぎを与えてくれる貴重な美術館といえる。

 

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帝劇ビル9階に位置する出光美術館。ロビーからは皇居外苑を一望できる。

 

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エレベーターホール(左)と美術館入り口(右)。ビルのワンフロアであることを

感じさせない静寂な空間が待ち受ける。

 

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展示室風景。東洋古美術の名品をゆったりとした時間の流れの中で観賞できる。

 

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ミュージアムショップ。出光美術館の所蔵品をモチーフにしたオリジナルグッズが多数揃う。

 

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