[丸の内スペシャル] 丸の内のハーマンミラーストアに新作イームズシェルチェアが登場

丸の内スペシャル世界の一流ブランド研究

2014.04.04

イームズシェルチェアは、イームズの最高傑作ともいえる名作。背からシート、アームまでを一体成型することで生まれ、その滑らかな曲線によるフォルムは時代を超えて美しい。

環境に配慮した新世代のイームズシェルチェア。発表当初と同じファイバーグラス製でありながら、製造過程で有害物質を放出しないことで、リサイクルも可能にしている。

イームズファイバーグラスシェルチェアが

環境負荷の小さい新素材で登場

イームズシェルチェアは、イームズの最高傑作と言っても過言ではない名作である。

1950年、世界ではじめて大量生産を可能にしたプラスチック製のチェアとして登場し、ファニチャー界に一大センセーションを巻き起こした。背からシート、アームまでを一体成型することで生まれる滑らかな曲線は、デザイン的にも注目を集めた。

公共施設、カフェ、個人宅など幅広く愛されてきた名作だが、リサイクルができないなど環境面での問題から1989年（日本では1997年）に製造中止に。100％再生可能なポリプロピレンに素材を変え、2000年から再度販売が開始されていた。

しかし、一方では質感のちがいから初代モデルを好むファンも多かった。

今回登場したのは、そんなファン待望の新作だ。ファイバーグラスでありながら製造過程で有害物質を放出せず、リサイクルすることもできる新世代のシェルチェアなのである。

カラーバリエーションは、パーチメント、ウルトラマリンブルー、レッドオレンジ、レモンイエロー、グリーン、ネイビーブルー、ブラック、シールブラウンの8色展開。発表当初の8色を忠実に再現している。サイドチェアとアームチェアのそれぞれに4種類のベースが用意されている。もちろんハーマンミラーストアでも実物を展示しているので、装い新たに登場した名作をぜひ一度ご覧いただきたい。