せきねきょうこの気まま旅
[第８回] ドバイ・UAE
ワン＆オンリー・ロイヤルミラージュ
伝統と豪華さを極めた
アラブの楽園といわれる最高級リゾート
近年、世界中から注目を集めているドバイ。世界一の建物や美しい海、広大な砂漠など見どころ満載の人気の都市です。今回訪ねたのは、ドバイのジュメイラビーチを望むオアシスのような最高級リゾート、「ワン＆オンリー・ロイヤルミラージュ」。アラブの伝統と豪華さに満ちたゴージャスなリゾートライフを味わいました。
（上）中庭から見た「ザ・レジデンス＆スパ」。建物中央部分は‘ダイニング＆ライブラリー’。
（左）ゲストの到着時に鳴らす歓迎の鐘。（右）「アラビアン・コート」のロビー周り。スタイリッシュな中にもアラブの伝統が薫る。
アラブの伝統と豪華さを満喫できる
最高級クラスのリゾートライフ
いつの頃からか、ドバイは世界の観光国の中で‘世界一’が揃う国となり、また、いつの頃からか‘アラブの楽園’と呼ばれるようになりました。
1960年代に石油が発見される以前から、伝統的なベドウィンが暮らすガルフのへと進む玄関口でもありましたので、商業都市としてもある程度は発展していましたが、石油原産地となってからは、その恩恵から発展し続けて今があります。
「レジデンス＆スパ・ヴィラ」のベッドルーム。
そのドバイはアラブ首長国連邦（UAE）として、7つあるエミレートの連合体に含まれています。ここでは世界的な観光国となったドバイにおいて、旅をするのにお薦めのリゾートであり、最高級クラスのゴージャスなリゾートライフをご紹介しましょう。
街の中でも特筆すべき豪華さを誇り、リゾートらしいリゾートと評されているのが1999年開業の「ワン＆オンリー・ロイヤルミラージュ」です。
‘アラブの楽園’ともいわれるこのリゾートは、美しいパームアイランド湾の全長1㎞のジュメイラビーチに面し、広大な敷地内には3つの異なるコンセプトのリゾート棟が立ち、それぞれに目的や好みの異なるゲストを満足させています。
「ザ・パレス」のメインプール。
「アラビアン・コート」のルーフトップ・バー。オープンテラスは海風が通り抜け快適。夕暮れから宵闇迫る頃がとりわけ美しい。
ドバイ流ホスピタリティで
グローバルなもてなしを堪能
アラブの伝統と豪華さを表したドバイのランドマーク的存在「ザ・パレス」、都会的でありながらアラブの伝統を融合させた「アラビアン・コート」。そして豪華なスパに隣接したサンクチュアリ「レジデンス＆スパ」というそれぞれは、趣の異なる豪華さでドバイらしさを演出。
普通なら緊張してしまうほどのゴージャスさにも、世界各国出身のスタッフが優しくオープンな雰囲気で、グローバルなもてなしをしてくれています。これが大きな魅力でもあり、まさに世界的観光地のドバイ流ホスピタリティなのでしょう。
アクティビティは何でも揃っています。豪華ショッピングモールでの買い物はもちろん、ウォータースポーツはすべてが叶い、癒しのスパもリゾート内に超一流と言われる施設が整っています。また、車をチャーターして、街から20～30分も走れば砂漠地帯へのドライブも可能です。
自慢のハマムは隣接する別棟「ザ・レジデンス＆スパ」内にある。
リゾート内にはレストランが8か所も揃い、テーマの異なるそれぞれのレストランでの食事は大きな楽しみでもあります。
地中海料理やモロッコ料理、インド料理、ヨーロッパ料理など、新鮮シーフードや世界各国のグルメな料理が楽しめ、バーやラウンジでの軽食も入れると数日間の滞在ではメインメニューさえ食べきれません。
贅沢な旅とは思いますが、少なくとも一度は訪れて欲しいドバイ。男性も女性も、若者も年配者も大いに楽しめる、とてもエンターテイメントな都市として唯一無二の驚きに溢れています。
（文・写真／せきねきょうこ）
せきねきょうこ／ホテルジャーナリスト
スイス山岳地での観光局勤務、その後の仏語通訳を経て1994年から現職。世界のホテルや旅館の「環境問題、癒し、もてなし」を主題に現場取材を貫く。スクープも多々、雑誌、新聞､ウェブを中心に連載多数。ホテルのアドバイザー、コンサルタントも。著書多数、今春、新刊出版を準備中。
One & Only Royal Mirage
ワン＆オンリー・ロイヤルミラージュ
住所：Jumeira Beach, P.O.Box.37252、Dubai, UAE
電話：+971-4-399-99-99
日本での連絡先／info@kentosnetwark.com
料金：要問合せ
施設：ザ・パラス／250室、ザ・アラビアン・コート／162室＋10スィート、ザ・レジデンス＆スパ／18スィート＋32室＋ガーデンヴィラ
