世界のデザイン空間

2012.08.27

タワーは幾何学的な形態が複雑に組み合わさって構成されている。

タワーのエントランス風景。ここがベトナムのホーチミンとは思えないほど最先端な空間だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

新しいホーチミンの名所となったテクスコ・フィナンシャル・タワー。

 

 

 

 

ビテクスコ・フィナンシャル・タワー(Bitexco Financial Tower)

地上68階、地下6階建てのオフィスビル「ビテクスコ・フィナンシャル・タワー」。2011年完成。傍らに地上5階相当の商業棟を従えるこの高さ265.5メートルの超高層ビルはホーチミン1番で、ベトナムでは2番目の高さを誇る(1番目はハノイのランドマークタワー)。

 

49階の展望フロアへは世界第3位の高速エレベーターが結んでいる。内包するオフィススペースは3万8000平方メートル、商業スペースは8000平方メートルで、世界的な企業やブランドが入居している。

36 Ho Tung Mau St., Ben Nghe Ward, District 1, HCMC.

 

 

カルロス・ザパタ(Carlos Zapata)

ヴェネズェラ、ルビオ生まれ。エクアドル、キトにて少年期を過ごす。高校時代にアメリカへと移住、プラット・インスティテュートにて建築を学び、コロンビア大学にて修士号を取得。

 

マイアミに自らの事務所を構えるとともにエラーブ・ベケット事務所のデザイン・ディレクターを務め、 1996年にはベンジャミン・ウッドとともにWood + Zapataを設立。2005年に現在に至るカルロス・ザパタ・スタジオの代表となる。

 

その他の代表作には、ソルジャーフィールド・スタジアム(シカゴ)、マイアミ国際空港コンコースJ、クーパースクエア・ホテル(ニューヨーク)などがあり、現在ベトナムではハノイでJWマリオット・ホテルのプランが進行中である。