DRINK MODE
乾杯の多い季節にふさわしい
美しい泡がきらめくスパークリング清酒
Text by Fukuko HAMADA
いつまでも飲み続けたいと思わせる
日本を代表する世界品質の味わい
大人の女性の間で人気急上昇中のお酒が、発泡性の清酒。多くの日本酒の蔵元が手がけ、透明なものだけでなくにごり、微発泡、そして、味わいも辛口から甘口までと、種類豊富になっています。
飲みやすさもあって、日本酒初心者を中心にファンを増やしていますが、日本酒党もとりこにするという噂の銘酒が「MIZUBASHO PURE」です。
造り手は、大吟醸「水芭蕉」ブランドで知られる永井酒造。群馬県の最北部、利根川の源流の地、川場村で、初代当主が惚れ込んだという同地の清らかな水を生かした酒造りを続けています。
創業は1886年(明治19年)。
歴史ある酒蔵、永井酒造。
※画像はイメージ。
「MIZUBASHO PURE」の開発は、1998年に、フランスのワイン生産者と出会い、交流が始まったことが、きっかけとなったそう。日本酒造りとシャンパーニュ地方に伝わる瓶内二次発酵の製法を合わせた、発泡性の日本酒造りという、新たな挑戦でした。
そして、試行錯誤のうえ、原料である米の魅力を最大限に引き出し、シャンパーニュの持つ、華やかさできめの細かな泡をもつ酒を実現させるのにかかったのは、10年。2008年に誕生したのが、発泡性清酒「MIZUBASHO PURE」です。
生きている酵母を含んだにごり酒を瓶詰めして熟成させ、最後ににごりを取り除くという独自の製法は、国内外で特許を取得しています。
ボトルをよく冷やし、コルクを静かに開けて、ゆっくりとグラスに注げば、シャンパーニュのようにきめ細やかな泡が立ち上り、華やかさは十分。口に含むと、炭酸の心地よさとともに、ほのかに甘い日本酒の香りが漂います。
飲めば極辛口で、後口に、甘ったるさも強い酸味も残らない、とても清らかな味わい。その名の通り、ピュアでノーブルな、今までに体験したことのない日本酒に、感動すら覚えます。