DRINK MODE

2012.08.15

白く咲き誇るブドウの花を思わせる
若々しくフルーティーな辛口

1日のスタートにふさわしい気分をしゃきっとさせるフレッシュドリンクや、昼のカフェタイムに味わいたいホットドリンク、夜のくつろぎ時間やナイトキャップに飲みたいお酒まで。日々のリフレッシュ&リラックスにぴったりの注目ドリンクをSUMAUならではの視点でセレクトしてご紹介します。

Text by Fukuko HAMADA

Photographs by Naoko MATSUNAGA

 

天才的なテイスティング能力を持つ

マダム・ルロワの白ワイン

 

フランス・ブルゴーニュ地方を代表する名門・ルロワ。そのセラーには、ブルゴーニュ最大規模のワインが眠り、「ブルゴーニュのルーブル」と称されるほど。1868年の創業以来の歴史と伝統を受け継ぎつつ、新しいことにも挑戦し、世界中のワイン愛好家から賞賛される上質なワインを世に送り続けています。

 

ルロワには、現在、3つのブランドがあります。自社所有の畑のブドウのみで造られた「ドメーヌ ルロワ」、買い付けた上質なワインをルロワのセラーで熟成させ、飲み頃にリリースする「メゾン ルロワ」、オーナー個人が所有する畑で収穫されたブドウで造られる「ドメーヌ ドーブネー」。

 

そして、そのすべての品質を守るのが、ネゴシアン(酒商)としてワインを買い付けるだけでなく、世界一有名な女性醸造家としても活躍する、三代目のマダム・ルロワです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

マダム・ルロワこと、ラルー・ビーズ・ルロワ氏。ワイナリーを遊び場にして育ち、物心ついた時には、すでに大人を驚かすテイスティング能力があったというエピソードも。長い間、ルロワがブルゴーニュの最高品質のワインを買い付けることができているのは、彼女の持つ、その高い能力ゆえのこと。

 

1980年代後半、マダムは買い付けているブルゴーニュワインの質やブルゴーニュの土壌、醸造に疑問を抱き、自分の畑を持ち、ブドウ栽培からワイン造りを手がけることを決意。そして、1988年に、ブルゴーニュ各地に自社畑を所有し、ドメーヌ・ルロワを興します。

関連記事一覧