ライフスタイリスト

2012.06.01

トライアストン普及のために
プラットホーム的拠点を代官山に設立

 

トライアスロン普及の拠点であるアスロニアのショップ。

代官山のアスロニアから1歩出ると旧山手通りが臨める。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

――そうしたトライアスロンをもっと都会の人たちに楽しんでもらおうと、都心にアスロニアという普及活動の拠点をつくられました。

 

トライアスロンはもちろん自然の中でのアウトドアでの競技です。でも週末、郊外でレースやイベントがあると、都会からの参加者の方が非常に多いんですね。スポーツ関係のショップというのは練習環境のこともあり、一般的には郊外につくることが多いのですが、あえて都会の人を自然の中に連れていきたいと思って都心にショップをつくりました。

トライアスロンをやれる場所に拠点をつくるのではなく、やりたい人が集まれる場所につくらないと普及することができませんよね。都会の人ほどトライアスロンをやりたい要求があるわけですから、その人たちのために敢えて代官山に設立しました。おかげさまで30~40代のエグゼクティブ層の方の参加も増えています。

アスロニアはトライアスロンの楽しさを広める場であり、教える場であり、大会をプロデュースする場であり、僕がスポーツナビゲーターとして活動する場でもあります。ここを拠点としてトライアスリートがもっと増えて欲しい。いわばトライアスロン普及のためのプラットホーム的な存在にしたかったわけです。

 

 

 

忙しい都会人だからこそ
スポーツでリフレッシュしてほしい

 

「トライアスロンで出会える仲間も素晴らしいです」と白戸氏。

ホテルのような雰囲気の「MARUNOUCHI Bike & Run」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

――都会で生活する人にトライアスロンを薦める理由とは?

 

都会で生活をしている人ほど、自然を求めていると思うんですね。人間は体と心のバランスを保つためには、都会生活者ほど自然が必要なんです。トライアスロンは自然の中で戦うスポーツです。風が吹けば条件が変わるし、波ひとつ立っても条件が変わる。都会で忙しくしている人ほど、トライアスロンで自然を感じて頭をリフレッシュして欲しいと思っています。

 

 

――この4月に丸の内に「Bike & Run」もつくられました。

 

トライアスロン仲間でもある空間デザイナーの森田恭通とコラボして、都会の自転車ライフを応援する場として新丸の内ビルに「MARUNOUCHI Bike & Run」を設立しました。丸の内エリアへの自転車通勤者や皇居ランナーのためのスペースで、駐輪場のほかシャワーやロッカーも完備しています。もちろん機能性を確保しながらも、あえてシティーホテルのロビーのような空間にして丸の内の高感度な人たちに利用してもらっています。