ライフスタイリスト
東京の魅力や居心地の良さを感じながら
都会的なライフスタイルを送っている
――仕事を離れた時、ご自身のライフスタイルはどのようなものでしょうか。
実は2年前から、ドクターの資格をもったトレーナーの方についてランニングを始めたんです。マンツーマン で伴走してもらって皇居を走るのですが、どこの筋肉を動かしているのかも説明してくれるので、すごく楽しいんです。その成果もあって、伊豆大島で開かれた 駅伝にも出場したこともあります。タスキをつなげて仲間同士で走るのって、こんなに楽しいとは思いませんでした(笑)。
仕事柄、人に会うことが多いので、一人きりになれるということでは車の運転も大好きですね。一人で好きな音楽を聴きながら、夜の首都高やレインボーブリッ ジをドライブするのはすごく気分転換になります。また、気分を変えるという意味では週末に料理もよくします。仕事での自分と家にいる時の自分を切り変える 意味でも、料理することは大好きです。
いま乗馬にも関心があるんですよ。この前初めてダービーを見てから馬にとても興味をもってしまい、自然の中で乗馬をやってみようかなとも思っています。自 分自身、世界中で仕事をしてきましたが、今は東京が大好きなので、東京の魅力や楽しさ居心地の良さを感じながら、これからもより一層都会的なライフスタイ ルを楽しみたいと思っています。
東京から才能のある人や優れたモノを
海外に送り出す応援をしていきたい
――これからのテーマや活動などについて教えてください。
今までの日本は海外で活躍してから、その実績が評価されて日本に戻って注目を浴びることが多かったですよ ね。そのせいかに才能のある人が、みんな海外に逃げ出してしまっているのが本当に残念です。いまの日本や東京はすべてが受け身の状態になっているようで ファッションの分野ではそうした傾向が強くあります。
そのような現状を見て、これからは東京から旅立つ人やモノを応援していきたいんです。日本で才能のある人を育てて、東京から海外で活躍してくれるような人 やカタチを早くつくることができればいいなと思っています。そういうお手伝いをしたいし、やる気と個性的な人たちに期待もしています。
いまは若い時代には感じなかったことがみえてきて、やっと自分のスタイルができたと思っています。いろいろな人たちと出会って助けられ、いま自分なりのこ だわりや好みがみつかり、自分のライフスタイルのすべてがシンプルになっていくのが分かります。都会で生活するということは、自分なりの引き算の美学を楽 しみながら余分なものをそぎ落として、よりシンプルになっていくことなのかもしれないとあらためて思っています。